あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
オーストラリアでのオスプレイの墜落事故。
(現時点では状況がわからない点があるが、基地反対派やオスプレイ反対派の検索にひっかかりやすいように、敢えて墜落と表記)
普天間の部隊所属ということで、早速ホットなニュースになってます。

まずは、県内主要メディア(新聞2・放送3)の初出のニュースを確認。






どこも変わらずの騒ぎっぷり。
初出で緊急着陸を事故にカウントしてしまった沖縄タイムスは、指摘があったのが以後そのような表現はしてない模様。
そして、琉球新報は相変わらず欠陥機扱い。ほかのメディアでは誰かの発言として「欠陥機」という言葉が出ることはありますが、マスメディア自身が欠陥機と言うのは、もはや新報程度。8月7日の社説でも「欠陥機と言わずして何と言おう」とのこと。

いつまで欠陥欠陥言うのでしょうか。

[相変わらずの「欠陥機」扱い、人命への配慮がない知事]の続きを読む
オーストラリアで訓練中だった、普天間基地所属の米軍のMV-22(オスプレイ)の事故が発生しました。

現状わかってることを整理しましょう。
◆オーストラリア軍との合同演習中。
◆事故当該機はVMM-265(普天間の「竜」の方の部隊)
◆揚陸艦に着艦しようとして発生(当初は強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」ではないかという報道もあったが、どうやらドック式の「グリーン・ベイ」の模様)。機体は海に転落。
◆事故発生時26人が乗っていて、23人を救助。3人は行方不明だったが、死亡したと8日に海兵隊が発表。
◆アメリカ海軍安全センターは事故分類で「グラスA」に分類。

死亡した3人のマリーンにお悔やみ申し上げます。
オスプレイが飛ぶ島の住民として、原因の究明と安全の確保をお願いしたいところです。

さて、現時点では着艦しようとして発生したもので、状況からすると「墜落」と言えそうだし、でも着艦失敗事故となるのかな、という感じです。
ただ、まだわからないこともあるので、続報待ちですね。


これに関する、沖縄を中心とした諸々は別枠で。
(まだ固定観念に縛られてる人や、トップのゲスい発言とか)


2017年5月22日の産経新聞のこの記事、覚えてますか?


1968年夏の甲子園「興南旋風」の一員で、監督として2010年に高校野球春夏連覇を達成、さらに興南高校・中学校の運営法人の理事長という、沖縄のリビングレジェンドが、ここまで踏み込むかというびっくり記事。
しかし、沖縄ではたまに新聞の投稿欄に我喜屋監督を批判する投書が載る程度で、1月のDHCテレビの「ニュース女子」程の騒ぎにはなりませんでした。

我喜屋監督(理事長)が特段おかしなことを言ってるって感じではないなぁ。
監督に反発してる人の意見を見聞きすると、「決まったことには従わなければ」という発言が気に入らないようですが、普天間飛行場のキャンプ・シュワブへの移設・統合の経緯を振り返ると、そこまで反発するものではないように思うね。翁長知事や“オール沖縄”など反対してる面々は、セカンドプランや落としどころを探ろうともせず「反対」「阻止」ありき。

かと言って、「我喜屋知事待望論」は早計。新報のインタビューでも否定的な反応。
教育・スポーツひと筋の我喜屋監督にいきなり知事は難しいだろうし、寄ってくる人やブレーン次第では別の変なとこに流されないか、我喜屋監督の理念や政策が置いてきぼりにならないかという心配もある。

まあ、この件がニュース女子程の騒ぎにならないのは、ニュース女子程おかしいことがないからというのと、もしかして基地反対派が手を出せない領域ってのもあるのかな。興南高校にデモ隊が押し掛けたら、それこそ基地反対派が批判の対象にされるし。

さて、5月の話をなぜ今頃やるのか。
夏の高校野球の沖縄大会が終わったから。興南が優勝、甲子園1番乗りです。
この件もあって、結果次第で嫌なものを見聞きすることになるのか心配でしたが、興南ナインはやってくれました。1年生が決勝で初先発して13Kとか何これすごい(早実に勝った美来工科から15点も取ったことより注目ポイント)。

雑音を振り払い、甲子園で風を吹かせてほしいものです。

※「興南優勝」は高校野球以外でもいいですよー。
インターハイでのハンドボールとか。


2017年6月のツイートからピックアップした「ツイまとめ」2017年6月号。





(補足)「クイズ100人に聞きました」で見られた光景。

[ツイまとめ2017年6月号]の続きを読む
いきなり駄洒落タイトルだが、豊洲市場の件。結論が出ました。
豊洲に移すが、5年後をめどに築地を再開発。

何だろう。どこかで見たことがあるような結末…(沖縄県民なら連想しやすいかも)。

普天間飛行場(基地)を名護市辺野古のキャンプ・シュワブに移す件とほぼ一緒。
鳩山由紀夫が「最低でも県外」と大風呂敷を広げて、政権も取ったのに、結局は辺野古に戻ったというアレ。
国内案件と外国も絡む案件という違いはあるけど、構図が近いね。

だったら最初から豊洲でやればよかったのに。どれだけ金を使ったか。
それに築地再開発をどうやるかは未だに見えない。


名護市辺野古で普天間飛行場代替施設の本体護岸工事に着手した頃、沖縄から遠く離れたアメリカで…。


また「外国にチクる」の類ですか。
しかも、この会議に沖縄から「沖縄の先住民族」の代表面して出席した人は、友知政樹。
例の沖縄を日本から独立させようとしてる団体(琉球民族独立総合研究学会)の幹部じゃないですか。この新報の記事では独立学会の肩書きを出してないですね(後日沖縄タイムスに載った記事では独立学会に言及)。

まったく、余計なことしないでください、としか。
基地問題を解決するために独立しようとする団体が、「沖縄の人は先住民族」と煽ってるようにしか見えないのですが。そして、独立は県内でもほとんど支持されてないのに、このような会議に先住民族代表の面して参加とか、迷惑です。


「始まったな」
「ああ、すべてはこれからだ」

…という会話が関係者の間であったかは定かではないですが、普天間飛行場の代替施設(辺野古新基地)の工事で、4月25日、護岸の工事が始まりました。
護岸の基礎となる石が入った網状の袋を5つ、波打ち際に置く。土砂をどしゃーっと投入するような派手な見た目ではありませんが、新たな段階です。GW(大型連休)明けにはさらに進むことになるでしょう。

1996年に返還が合意されて21年、ようやくこの日が来たかという印象です。
米軍の能力と沖縄の負担軽減を両立させる、非常に難しい計算式の解として出た、キャンプ・シュワブへの統合と埋め立てでの移設。
メガフロートや軍民共用などの各種プラン、21世紀に入っての米軍再編を経てようやく着手かという時に、沖縄に「県外移設」と虚構の甘言をちらつかせた民主党(現・民進党)が政権与党の座につき、すべてを卓袱台返し。その結果は県外ではなく、元通りの辺野古。
民主党以降の混乱は説明不要。「失われた6年」ともいえるか。
沖縄を騙した鳩山由紀夫が諸悪の根元といえるけど、虚構に未だにしがみつき、異論を認めず、果ては「オール沖縄」と看板を掲げる側にも問題があるのは明白。

「オール沖縄」や基地反対派を批判する声も出てきました。
しかし、中には誤った情報や悪意による批判、さらには反対派と容認派の区別がつかずに沖縄そのものを憎悪・排斥するような言動もみられます。

そして、「オール沖縄」や基地反対派と、それらを攻撃する行動右翼のいがみ合い(たまに県庁前で見られます)。

このような状況から、「もううんざり」「関わりたくない」「基地の話はしたくない」という沖縄県民も相当数いるのではないでしょうか。

とはいえ、ここまで来ました。
埋め立てずに済むのであれば、それに越したことはないです。ですが、どこかで折り合いをつけた解を出さなければいけない中で出た結論。
この先を見守るとしましょう。


普天間基地(普天間飛行場)の代替施設、いわゆる辺野古界隈で最近聞こえてきたのが「県民投票」。
翁長知事が埋め立て承認を撤回するのを後押しする狙いがあるようだけど、何だか、状況が好転せず窮したあまりの、窮余の策っぽく見えますね。

“オール沖縄勢力”を筆頭に、辺野古の「新基地」に反対してきたみなさんは、選挙で勝つ度に「民意は示された」と主張し、それを論拠に反対の声を上げ続けてきました。しかし、工事は一時止まったものの再開し、いよいよ護岸に着手か、もう駄目か、という局面。
そこでこれまで言葉を濁してきた知事が「撤回」の可能性に言及したことで、藁にもすがる思いでもあるのかな?

でも、はっきり言って、県民投票を提起するための署名集めからして時間を要するし、その間に工事は進みます。もう遅い。

2014年…いや、2009年かな?に始まった狂想曲は、ようやく終わるのか。
辺野古を容認してる側としては、早く終わらせてほしい。


「辺野古新基地反対」を掲げるものの、就任後は新基地反対の抗議活動には参加せず、一定の距離を置いてきた沖縄県知事、翁長雄志。

その知事が、3月25日、辺野古での抗議集会(主催者が言う「県民集会」)に参加しました。
そこで知事は、現在の「辺野古新基地(普天間基地の代替施設)」の工事の根拠となっている埋め立て承認について
「あらゆる手法をもって、撤回を、必ずやります」
と発言しました。

2つの意味で、一線を越えてきました。

埋め立て承認について、翁長知事は当初「取り消し」で臨みました。既にある承認に上書きする形での無効化。ただし、これは裁判、和解、協議、再びの裁判の末、2016年12月に最高裁で違法と確定し、取り消しはなくなりました。
上書き形無効化の「取り消し」は使えなくなりましたが、承認そのものをなかったことにする無効化の「撤回」は、選択肢として残されてました。しかし、知事は撤回に踏み切らず、この間に工事が再開されたこともあって、“オール沖縄”など知事支持派の中で意見が分かれ、批判の矛先が知事にも向かうようになりました。

今になって「撤回、やります」という表明。
たが、集会の場で表明はしたものの、実際にいつ撤回するかは言及していません。
本当にやる気があるなら、集会後の週明けにでも撤回手続きはできるはず。

なぜ今の時点で埋め立て承認の撤回をしないのか。
考えられるのは、辺野古の海中での作業に関わる「岩礁破砕許可」が、もうすぐ、3月31日に切れるため。政府は名護漁協が漁業権を放棄して漁業権を持つ者がなくなったので、許可の更新をしなくても工事はできるとしてますが、県(知事側)は引き続き許可が必要と、見解が分かれています。県としては、岩礁破砕許可の期限が切れる2017年4月1日以降も工事を続けたら「無許可工事だ」として、是正指導なり告発なり工事を止める手段に出られるという読みがあるのでしょうか。
(ま、仮に政府が岩礁破砕許可の更新を申請しても、今の県側がまともに許可を出す可能性は低いはず)

とはいえ、翁長知事側の状況が厳しい点は変わらないでしょう。
そうこうしてる間に、辺野古での工事が本体埋め立ての段階に達するかもしれないね。
もしかして、あの撤回発言はオール沖縄内の不満のガス抜き?


こんな記事が流れてきたので、読んでみた。


「これまでの記事を撤回したい…」沖縄で私はモノカキ廃業を覚悟した(2017.3.10:現代ビジネス)


書いたのは、「NEWSポストセブン」の編集者。


内容としては、安直なネトウヨ的な沖縄批判に対する事実と、それを受けた衝撃。編集者に

「これまでの沖縄記事を撤回したい」

「沖縄について何か言う資格はない」

「廃業も考えた」

とまで言わせるか。


いわゆるネトウヨ的な沖縄批判や沖縄叩きには、デマや根拠に乏しいものがいくつもあります。

「仲井真前知事は中国からの帰化人」

「翁長知事は中国のスパイ」

「基地に反対しているのはすべて県外から来た人」などなど。

基地を容認、名護市辺野古の普天間代替施設を容認している自分でも「これは酷いな」と思う程。


前知事を帰化人と言うのは、琉球王国成立前の時代に中国大陸から移住した「久米三十六姓」の末裔というのを指して言っているのでしょうが、そんなこと言ったらきりがない。

翁長知事は確かにアメリカには辺野古で文句を言う一方、中国には尖閣の件で文句を言わないといった面もありますが、スパイと言うには論拠が乏しい。

沖縄の基地反対運動をしている人々には、もちろん沖縄県民もいます(反対派が早く釈放しろと言ってる反対運動のリーダー・山城博治もそう)。しかし県外の組織や人物も入っており、中には過激な言動に出る人もいます。例の「ニュース女子」が問題視したのもそこなのでしょうが、そこから話が膨らみ過ぎたのかな、と。


だが、基地反対派が清廉潔白かというと、そんなことはありません。

自分は基地そのものや“辺野古の新基地”を容認してますが、反対する人が意思を表明する自由、権利は当然あると認識してます。ただ、最近は目に余る、酷いものがあります。

過激な言動、逮捕されてもおかしくない行動があり、しかもそれを正当化する程。侵入禁止エリアへの侵入を違法と批判されると「違法なのは新基地建設を強行する政府の方だ」といった具合に。

上記記事内の取材で答えた、東村高江で抗議する人が「やっていいこと、悪いことを共有すべきです」と言ってますが、このような声が既存の報道、特に基地反対側なスタンスの報道で出ることは滅多にありません。沖縄タイムスで出た、抗議活動に高江の住民から苦情(2016年9月8日)や、北部訓練場に侵入しての抗議活動をめぐり意見が割れている(2016年10月12日)といった記事位でしょうか。

また、基地に反対している側からも、出所不明の怪しい話が出ます。

赤旗が報じた「2016年12月の名護でのオスプレイの事故で、行方不明者がいる」という話。これが本当なら沖縄2紙や朝日、毎日、東京新聞あたりが後追いしそうなものですが、どこも後追いせず。「こんなことを言っている人がいる」という話が沖縄タイムスに載った程度。ちなみに米軍は否定してます。

しかも、この「オスプレイの事故で行方不明者」の話、言いだしっぺがオール沖縄会議。


ですから、このような現実を目の当たりにすると、「何を信じたらいいのかわからない」「何を言えばいいのかわからない」という感想を抱いてもおかしくありません。この著者は、その感想が特に大きなショック症状みたく出たのではないかな、と思います。


住民そっちのけで、沖縄が左右のイデオロギーのおもちゃに、あるいは殴り合いの道具になっちゃってるな、というのが、沖縄にいて思う。


著者は最後に


「サヨクに取り込まれやがってw」と言うなら言え。あなたたちの批判はオレの心になんの波風も立てない。


と言ってますが、自分としては、サヨクに取り込まれたというよりは、むしろニュートラルに見られるようになるのでは、という感じです。

これだけ思って考えてもらえるのなら、ね。

今回は反対派寄りな津田大介さんとの取材だったので、その影響も考えられなくはないから、右側の人、左側の人、運動に参加してない“素の沖縄県民”の声を聞いてほしいな、と思います。詳しくないから書けないというスタンスでも、聞いて知ることはできますから。



FC2 Management