あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
名護市辺野古で普天間飛行場代替施設の本体護岸工事に着手した頃、沖縄から遠く離れたアメリカで…。


また「外国にチクる」の類ですか。
しかも、この会議に沖縄から「沖縄の先住民族」の代表面して出席した人は、友知政樹。
例の沖縄を日本から独立させようとしてる団体(琉球民族独立総合研究学会)の幹部じゃないですか。この新報の記事では独立学会の肩書きを出してないですね(後日沖縄タイムスに載った記事では独立学会に言及)。

まったく、余計なことしないでください、としか。
基地問題を解決するために独立しようとする団体が、「沖縄の人は先住民族」と煽ってるようにしか見えないのですが。そして、独立は県内でもほとんど支持されてないのに、このような会議に先住民族代表の面して参加とか、迷惑です。


「始まったな」
「ああ、すべてはこれからだ」

…という会話が関係者の間であったかは定かではないですが、普天間飛行場の代替施設(辺野古新基地)の工事で、4月25日、護岸の工事が始まりました。
護岸の基礎となる石が入った網状の袋を5つ、波打ち際に置く。土砂をどしゃーっと投入するような派手な見た目ではありませんが、新たな段階です。GW(大型連休)明けにはさらに進むことになるでしょう。

1996年に返還が合意されて21年、ようやくこの日が来たかという印象です。
米軍の能力と沖縄の負担軽減を両立させる、非常に難しい計算式の解として出た、キャンプ・シュワブへの統合と埋め立てでの移設。
メガフロートや軍民共用などの各種プラン、21世紀に入っての米軍再編を経てようやく着手かという時に、沖縄に「県外移設」と虚構の甘言をちらつかせた民主党(現・民進党)が政権与党の座につき、すべてを卓袱台返し。その結果は県外ではなく、元通りの辺野古。
民主党以降の混乱は説明不要。「失われた6年」ともいえるか。
沖縄を騙した鳩山由紀夫が諸悪の根元といえるけど、虚構に未だにしがみつき、異論を認めず、果ては「オール沖縄」と看板を掲げる側にも問題があるのは明白。

「オール沖縄」や基地反対派を批判する声も出てきました。
しかし、中には誤った情報や悪意による批判、さらには反対派と容認派の区別がつかずに沖縄そのものを憎悪・排斥するような言動もみられます。

そして、「オール沖縄」や基地反対派と、それらを攻撃する行動右翼のいがみ合い(たまに県庁前で見られます)。

このような状況から、「もううんざり」「関わりたくない」「基地の話はしたくない」という沖縄県民も相当数いるのではないでしょうか。

とはいえ、ここまで来ました。
埋め立てずに済むのであれば、それに越したことはないです。ですが、どこかで折り合いをつけた解を出さなければいけない中で出た結論。
この先を見守るとしましょう。


普天間基地(普天間飛行場)の代替施設、いわゆる辺野古界隈で最近聞こえてきたのが「県民投票」。
翁長知事が埋め立て承認を撤回するのを後押しする狙いがあるようだけど、何だか、状況が好転せず窮したあまりの、窮余の策っぽく見えますね。

“オール沖縄勢力”を筆頭に、辺野古の「新基地」に反対してきたみなさんは、選挙で勝つ度に「民意は示された」と主張し、それを論拠に反対の声を上げ続けてきました。しかし、工事は一時止まったものの再開し、いよいよ護岸に着手か、もう駄目か、という局面。
そこでこれまで言葉を濁してきた知事が「撤回」の可能性に言及したことで、藁にもすがる思いでもあるのかな?

でも、はっきり言って、県民投票を提起するための署名集めからして時間を要するし、その間に工事は進みます。もう遅い。

2014年…いや、2009年かな?に始まった狂想曲は、ようやく終わるのか。
辺野古を容認してる側としては、早く終わらせてほしい。


「辺野古新基地反対」を掲げるものの、就任後は新基地反対の抗議活動には参加せず、一定の距離を置いてきた沖縄県知事、翁長雄志。

その知事が、3月25日、辺野古での抗議集会(主催者が言う「県民集会」)に参加しました。
そこで知事は、現在の「辺野古新基地(普天間基地の代替施設)」の工事の根拠となっている埋め立て承認について
「あらゆる手法をもって、撤回を、必ずやります」
と発言しました。

2つの意味で、一線を越えてきました。

埋め立て承認について、翁長知事は当初「取り消し」で臨みました。既にある承認に上書きする形での無効化。ただし、これは裁判、和解、協議、再びの裁判の末、2016年12月に最高裁で違法と確定し、取り消しはなくなりました。
上書き形無効化の「取り消し」は使えなくなりましたが、承認そのものをなかったことにする無効化の「撤回」は、選択肢として残されてました。しかし、知事は撤回に踏み切らず、この間に工事が再開されたこともあって、“オール沖縄”など知事支持派の中で意見が分かれ、批判の矛先が知事にも向かうようになりました。

今になって「撤回、やります」という表明。
たが、集会の場で表明はしたものの、実際にいつ撤回するかは言及していません。
本当にやる気があるなら、集会後の週明けにでも撤回手続きはできるはず。

なぜ今の時点で埋め立て承認の撤回をしないのか。
考えられるのは、辺野古の海中での作業に関わる「岩礁破砕許可」が、もうすぐ、3月31日に切れるため。政府は名護漁協が漁業権を放棄して漁業権を持つ者がなくなったので、許可の更新をしなくても工事はできるとしてますが、県(知事側)は引き続き許可が必要と、見解が分かれています。県としては、岩礁破砕許可の期限が切れる2017年4月1日以降も工事を続けたら「無許可工事だ」として、是正指導なり告発なり工事を止める手段に出られるという読みがあるのでしょうか。
(ま、仮に政府が岩礁破砕許可の更新を申請しても、今の県側がまともに許可を出す可能性は低いはず)

とはいえ、翁長知事側の状況が厳しい点は変わらないでしょう。
そうこうしてる間に、辺野古での工事が本体埋め立ての段階に達するかもしれないね。
もしかして、あの撤回発言はオール沖縄内の不満のガス抜き?


こんな記事が流れてきたので、読んでみた。


「これまでの記事を撤回したい…」沖縄で私はモノカキ廃業を覚悟した(2017.3.10:現代ビジネス)


書いたのは、「NEWSポストセブン」の編集者。


内容としては、安直なネトウヨ的な沖縄批判に対する事実と、それを受けた衝撃。編集者に

「これまでの沖縄記事を撤回したい」

「沖縄について何か言う資格はない」

「廃業も考えた」

とまで言わせるか。


いわゆるネトウヨ的な沖縄批判や沖縄叩きには、デマや根拠に乏しいものがいくつもあります。

「仲井真前知事は中国からの帰化人」

「翁長知事は中国のスパイ」

「基地に反対しているのはすべて県外から来た人」などなど。

基地を容認、名護市辺野古の普天間代替施設を容認している自分でも「これは酷いな」と思う程。


前知事を帰化人と言うのは、琉球王国成立前の時代に中国大陸から移住した「久米三十六姓」の末裔というのを指して言っているのでしょうが、そんなこと言ったらきりがない。

翁長知事は確かにアメリカには辺野古で文句を言う一方、中国には尖閣の件で文句を言わないといった面もありますが、スパイと言うには論拠が乏しい。

沖縄の基地反対運動をしている人々には、もちろん沖縄県民もいます(反対派が早く釈放しろと言ってる反対運動のリーダー・山城博治もそう)。しかし県外の組織や人物も入っており、中には過激な言動に出る人もいます。例の「ニュース女子」が問題視したのもそこなのでしょうが、そこから話が膨らみ過ぎたのかな、と。


だが、基地反対派が清廉潔白かというと、そんなことはありません。

自分は基地そのものや“辺野古の新基地”を容認してますが、反対する人が意思を表明する自由、権利は当然あると認識してます。ただ、最近は目に余る、酷いものがあります。

過激な言動、逮捕されてもおかしくない行動があり、しかもそれを正当化する程。侵入禁止エリアへの侵入を違法と批判されると「違法なのは新基地建設を強行する政府の方だ」といった具合に。

上記記事内の取材で答えた、東村高江で抗議する人が「やっていいこと、悪いことを共有すべきです」と言ってますが、このような声が既存の報道、特に基地反対側なスタンスの報道で出ることは滅多にありません。沖縄タイムスで出た、抗議活動に高江の住民から苦情(2016年9月8日)や、北部訓練場に侵入しての抗議活動をめぐり意見が割れている(2016年10月12日)といった記事位でしょうか。

また、基地に反対している側からも、出所不明の怪しい話が出ます。

赤旗が報じた「2016年12月の名護でのオスプレイの事故で、行方不明者がいる」という話。これが本当なら沖縄2紙や朝日、毎日、東京新聞あたりが後追いしそうなものですが、どこも後追いせず。「こんなことを言っている人がいる」という話が沖縄タイムスに載った程度。ちなみに米軍は否定してます。

しかも、この「オスプレイの事故で行方不明者」の話、言いだしっぺがオール沖縄会議。


ですから、このような現実を目の当たりにすると、「何を信じたらいいのかわからない」「何を言えばいいのかわからない」という感想を抱いてもおかしくありません。この著者は、その感想が特に大きなショック症状みたく出たのではないかな、と思います。


住民そっちのけで、沖縄が左右のイデオロギーのおもちゃに、あるいは殴り合いの道具になっちゃってるな、というのが、沖縄にいて思う。


著者は最後に


「サヨクに取り込まれやがってw」と言うなら言え。あなたたちの批判はオレの心になんの波風も立てない。


と言ってますが、自分としては、サヨクに取り込まれたというよりは、むしろニュートラルに見られるようになるのでは、という感じです。

これだけ思って考えてもらえるのなら、ね。

今回は反対派寄りな津田大介さんとの取材だったので、その影響も考えられなくはないから、右側の人、左側の人、運動に参加してない“素の沖縄県民”の声を聞いてほしいな、と思います。詳しくないから書けないというスタンスでも、聞いて知ることはできますから。



温存してたショートネタ。

DHCシアターが作り、TOKYO MXで放送された「ニュース女子」の沖縄回をめぐる件。
団体「のりこえねっと」とそこを率いる辛淑玉、一部の沖縄の反基地派が未だに反発、
「MXを民放連から除名しろ」
「東京新聞は司会者をクビにしろ」
「国連に持って行くのも検討」
と、反発どころか圧殺しかねない程にエスカレートしてます。

で、反基地派があの番組をデマだデマだと批判してますが、それを言うと、反基地派(基地反対派)や既存マスコミにも飛び火しかねないですよね。
いやー、11年もblog書いてサイト運営してると、バックナンバーが使えますね。

(2012年8月2日)
普天間基地(米海兵隊普天間飛行場)への配備目前という時期、報道にあったオスプレイに関する印象操作やデマをまとめたものですが…
ニュース女子の件で「司会者が在籍していて」批判され、なぜか謝罪した東京新聞もランクインしてますねぇ。
(アメリカで住民の声を受けて夜間飛行訓練を見直した話を、当該訓練機材に空軍のオスプレイ・CV-22がいることでつまみ食いして「アメリカでは住民の声でオスプレイを止めた!しかし沖縄では!」と報じた件。初出は沖縄タイムスだが、東京新聞もあとから乗っかった)

また、このランキング1位の、「接触したローターは飛び散る」という琉球新報のデマは、のちに出版された反オスプレイ本のひとつ「オスプレイ配備の危険性」でも引用されました。
オスプレイだけ別クラスの事故率を足して危険性を煽る手法は、最近もテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」でありました。

辛淑玉さん、のりこえねっとのみなさん、デマを批判するなら、そのへんもよろしくね。


沖縄本島北部にある、米軍北部訓練場。
その約半分の返還に伴う、残る区域内へのヘリ着陸帯(ヘリパッド)の移設。
その移設工事の過程で、抗議活動の際に「沖縄防衛局の職員にけがを負わせた」として逮捕された反対派の人がいるのを、覚えてるかな?

その人とは、山城博治。沖縄平和運動センターの議長で、沖縄の基地反対運動の重要人物のひとり。2016年10月に逮捕され、のちに別の容疑で逮捕されてます。

ですが、起訴はされたものの、裁判の話は聞かないですね。
その間も拘束は続いてます。
これに対して、基地反対派は抗議や釈放要求を続けてるのですが、最近は外国にチクったり(アムネスティが声名を出した)、果ては不当逮捕・釈放要求のフラッシュモブをやるグループまで出る程。

確かに拘束期間長いね。


[早いとこ裁判やったら?]の続きを読む
アメリカ海兵隊のAH-1Z攻撃ヘリが、沖縄本島の東にある伊計島に“不時着”した件。
20日夜、トランスミッションの警告灯が点灯したため、農道に予防着陸。点検などを済ませて翌日21日に離陸、普天間基地に戻りました。

これまでの部隊と交代し、2016年に普天間基地にやって来た海兵隊の新しい攻撃ヘリです。
従来の攻撃ヘリAH-1W(下の写真)とは
futenmaflf2015_ah1w_01.jpg
上のメインローターの羽根の枚数が違うのですぐわかると思います。
写真のW型は2枚、今回の新しいZ型は4枚。

さて、今回の不時着は厳密に言うと「予防着陸」という形態のようです。
計器の表示などで何らかの異常表示を察知した際、重大事故を回避するために着陸することです。この場合、ヘリコプターだと固定翼機と違って開けた場所に降りることもできます。(本来なら飛行場やヘリポートがよりいい)。

ですが、沖縄での反応はもっぱら反発。
おそらく「米軍」だからなのかな、と思うね。
今回の予防着陸な不時着は、民間のヘリでも起こりうるものですが、沖縄の米軍絡みでは2016年9月にハリアーが墜落、同年12月にオスプレイが大破(墜落という声も)と事故があっただけに、安全管理はどうなのかという不安や、基地出ていけという反発にもつながりやすいのでしょう。

それに、事故発生後の対応など約71年分の“記憶の積み重ねと思い込み”もあるはず。
このへんの政府、地元自治体、住民、米軍の間の認識のずれを埋めていくのは、相当難しいしかなりの期間を要するかもしれないですね。
「米軍出ていけ」「基地いらない」一点張りで聞く耳を持たない人もいるでしょうが、それでも説明や対話は重要ですから。

そして、沖縄側も聞く、対話する姿勢を。


普天間基地(飛行場)のキャンプ・シュワブへの移設統合の件。工事のための埋め立て許可をめぐる裁判のうち、「違法確認訴訟」は12月20日の最高裁の判決の結果、埋め立て承認を取り消した翁長知事の決定は違法と確定しました。
違法確認訴訟の前の裁判で、和解で決着した代執行訴訟の条項には「係争処理委員会の結果に不服で裁判となった場合、最終的な結果に従う」とあり、知事はそれに従い26日に承認取り消しを「取り消し(撤回)」ました。

これで埋め立て承認が生きて、辺野古で再び工事ができる状態となります。
ただし、年内は28日が仕事納めなので、本格的な工事は年明けの模様です。各種報道を見ても、26日以降の作業は工事海域を囲うフロートの準備っぽかったですね。

でも、これにも不満なのが基地反対派。
知事は「何が何でも新基地は阻止」「あらゆる権限を使う(変更申請など)」と言ってますが。現状は工事ができる状態になってますからね。その不満を持ってる側が言うには、「埋め立て承認そのものの撤回」を、ということらしい。
これまでの「取り消し」は、既存の決定に上書きする形の無効化で、その上書きが違法と確定してなくなったのが現在。
一方「撤回」となると、既存の埋め立て承認決定そのものを「なかったことにする」ということでしょうか。まぁ、それでも厳しい結果が待ってるかもしれませんが。

さて、この「取り消しの取り消し」をめぐっては、基地反対派(オール沖縄)の中でも意見が分かれてるのか、先程のように「埋め立て承認の撤回を」という声や知事に対する批判もあれば、知事の言葉を信じて支えようとする人もいます。取り消しを取り消す当日には「取り消しを撤回するな」「我々を裏切るのか」と県庁内で座り込み抗議をするグループもいたそうな。

そのグループなんですが、座り込みで…
「最高裁の判決に従う法的義務はない」と言ったとのこと。
(2016.12.26:沖縄テレビ)

人様や世間様には法律がどうの立憲主義がどうの言うのに、気に入らなかったら法律も判決も無視ですか。さらに、この座り込みをした団体の中には「うるま市具志川九条の会」。失笑ですわ。

沖縄にある米軍施設のひとつ、北部訓練場の大半が返還されました。
これで、国内の米軍「専用」施設のうち74%が沖縄に集中している状態が、70%まで下がります。
(「専用」とかっこしてるのは、国内の米軍施設には自衛隊と共用してるものもあるから区別する意味で)

74%から70%を「まだ70%か」と取るか、「4%動いた」と取るか。

解釈は複数あるでしょう。
普天間やキンザー、フォスターみたく人口密集地の施設ではないから、大多数の県民には実感しにくいかもしれない。でも、負担軽減のステップであることは間違いないよね。


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