あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
温存してたショートネタ。

DHCシアターが作り、TOKYO MXで放送された「ニュース女子」の沖縄回をめぐる件。
団体「のりこえねっと」とそこを率いる辛淑玉、一部の沖縄の反基地派が未だに反発、
「MXを民放連から除名しろ」
「東京新聞は司会者をクビにしろ」
「国連に持って行くのも検討」
と、反発どころか圧殺しかねない程にエスカレートしてます。

で、反基地派があの番組をデマだデマだと批判してますが、それを言うと、反基地派(基地反対派)や既存マスコミにも飛び火しかねないですよね。
いやー、11年もblog書いてサイト運営してると、バックナンバーが使えますね。

(2012年8月2日)
普天間基地(米海兵隊普天間飛行場)への配備目前という時期、報道にあったオスプレイに関する印象操作やデマをまとめたものですが…
ニュース女子の件で「司会者が在籍していて」批判され、なぜか謝罪した東京新聞もランクインしてますねぇ。
(アメリカで住民の声を受けて夜間飛行訓練を見直した話を、当該訓練機材に空軍のオスプレイ・CV-22がいることでつまみ食いして「アメリカでは住民の声でオスプレイを止めた!しかし沖縄では!」と報じた件。初出は沖縄タイムスだが、東京新聞もあとから乗っかった)

また、このランキング1位の、「接触したローターは飛び散る」という琉球新報のデマは、のちに出版された反オスプレイ本のひとつ「オスプレイ配備の危険性」でも引用されました。
オスプレイだけ別クラスの事故率を足して危険性を煽る手法は、最近もテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」でありました。

辛淑玉さん、のりこえねっとのみなさん、デマを批判するなら、そのへんもよろしくね。


沖縄本島北部にある、米軍北部訓練場。
その約半分の返還に伴う、残る区域内へのヘリ着陸帯(ヘリパッド)の移設。
その移設工事の過程で、抗議活動の際に「沖縄防衛局の職員にけがを負わせた」として逮捕された反対派の人がいるのを、覚えてるかな?

その人とは、山城博治。沖縄平和運動センターの議長で、沖縄の基地反対運動の重要人物のひとり。2016年10月に逮捕され、のちに別の容疑で逮捕されてます。

ですが、起訴はされたものの、裁判の話は聞かないですね。
その間も拘束は続いてます。
これに対して、基地反対派は抗議や釈放要求を続けてるのですが、最近は外国にチクったり(アムネスティが声名を出した)、果ては不当逮捕・釈放要求のフラッシュモブをやるグループまで出る程。

確かに拘束期間長いね。


[早いとこ裁判やったら?]の続きを読む
アメリカ海兵隊のAH-1Z攻撃ヘリが、沖縄本島の東にある伊計島に“不時着”した件。
20日夜、トランスミッションの警告灯が点灯したため、農道に予防着陸。点検などを済ませて翌日21日に離陸、普天間基地に戻りました。

これまでの部隊と交代し、2016年に普天間基地にやって来た海兵隊の新しい攻撃ヘリです。
従来の攻撃ヘリAH-1W(下の写真)とは
futenmaflf2015_ah1w_01.jpg
上のメインローターの羽根の枚数が違うのですぐわかると思います。
写真のW型は2枚、今回の新しいZ型は4枚。

さて、今回の不時着は厳密に言うと「予防着陸」という形態のようです。
計器の表示などで何らかの異常表示を察知した際、重大事故を回避するために着陸することです。この場合、ヘリコプターだと固定翼機と違って開けた場所に降りることもできます。(本来なら飛行場やヘリポートがよりいい)。

ですが、沖縄での反応はもっぱら反発。
おそらく「米軍」だからなのかな、と思うね。
今回の予防着陸な不時着は、民間のヘリでも起こりうるものですが、沖縄の米軍絡みでは2016年9月にハリアーが墜落、同年12月にオスプレイが大破(墜落という声も)と事故があっただけに、安全管理はどうなのかという不安や、基地出ていけという反発にもつながりやすいのでしょう。

それに、事故発生後の対応など約71年分の“記憶の積み重ねと思い込み”もあるはず。
このへんの政府、地元自治体、住民、米軍の間の認識のずれを埋めていくのは、相当難しいしかなりの期間を要するかもしれないですね。
「米軍出ていけ」「基地いらない」一点張りで聞く耳を持たない人もいるでしょうが、それでも説明や対話は重要ですから。

そして、沖縄側も聞く、対話する姿勢を。


普天間基地(飛行場)のキャンプ・シュワブへの移設統合の件。工事のための埋め立て許可をめぐる裁判のうち、「違法確認訴訟」は12月20日の最高裁の判決の結果、埋め立て承認を取り消した翁長知事の決定は違法と確定しました。
違法確認訴訟の前の裁判で、和解で決着した代執行訴訟の条項には「係争処理委員会の結果に不服で裁判となった場合、最終的な結果に従う」とあり、知事はそれに従い26日に承認取り消しを「取り消し(撤回)」ました。

これで埋め立て承認が生きて、辺野古で再び工事ができる状態となります。
ただし、年内は28日が仕事納めなので、本格的な工事は年明けの模様です。各種報道を見ても、26日以降の作業は工事海域を囲うフロートの準備っぽかったですね。

でも、これにも不満なのが基地反対派。
知事は「何が何でも新基地は阻止」「あらゆる権限を使う(変更申請など)」と言ってますが。現状は工事ができる状態になってますからね。その不満を持ってる側が言うには、「埋め立て承認そのものの撤回」を、ということらしい。
これまでの「取り消し」は、既存の決定に上書きする形の無効化で、その上書きが違法と確定してなくなったのが現在。
一方「撤回」となると、既存の埋め立て承認決定そのものを「なかったことにする」ということでしょうか。まぁ、それでも厳しい結果が待ってるかもしれませんが。

さて、この「取り消しの取り消し」をめぐっては、基地反対派(オール沖縄)の中でも意見が分かれてるのか、先程のように「埋め立て承認の撤回を」という声や知事に対する批判もあれば、知事の言葉を信じて支えようとする人もいます。取り消しを取り消す当日には「取り消しを撤回するな」「我々を裏切るのか」と県庁内で座り込み抗議をするグループもいたそうな。

そのグループなんですが、座り込みで…
「最高裁の判決に従う法的義務はない」と言ったとのこと。
(2016.12.26:沖縄テレビ)

人様や世間様には法律がどうの立憲主義がどうの言うのに、気に入らなかったら法律も判決も無視ですか。さらに、この座り込みをした団体の中には「うるま市具志川九条の会」。失笑ですわ。

沖縄にある米軍施設のひとつ、北部訓練場の大半が返還されました。
これで、国内の米軍「専用」施設のうち74%が沖縄に集中している状態が、70%まで下がります。
(「専用」とかっこしてるのは、国内の米軍施設には自衛隊と共用してるものもあるから区別する意味で)

74%から70%を「まだ70%か」と取るか、「4%動いた」と取るか。

解釈は複数あるでしょう。
普天間やキンザー、フォスターみたく人口密集地の施設ではないから、大多数の県民には実感しにくいかもしれない。でも、負担軽減のステップであることは間違いないよね。


サイバー攻撃手法が多様化 警戒強化を 公安調査庁(2016.12.22:NHK)

公安調査庁が毎年年末あたりに発表しているレポート「内外情勢の回顧と展望」のニュース。タイトルだけ見るとサイバー攻撃をメインに取り上げてるように見えます。共同通信の記事だとまんまサイバー攻撃の話。
しかし、NHKの記事の末尾には、それと同等にホットな一節がありました。


このほか在日アメリカ軍基地が集中する沖縄県をめぐり、中国の大学やシンクタンクが、沖縄の独立を求める団体の関係者と交流を深めているとしたうえで「中国に有利な世論を沖縄でつくることによって日本国内の分断を図る狙いが潜んでいると見られる」と注意を喚起しています。


琉球独立勢力が公安調査庁にマークされているのが明るみになりました。
しかもこれがテレビで全国に流れるというインパクト。これまでは沖縄ローカルかネット上の話だったんですが。

「中国の大学やシンクタンクが、沖縄の独立を求める団体の関係者と交流を深めている」という件に関しては、おそらく2016年5月に北京で開催された「第2回琉球・沖縄最先端問題国際学術会議」も含まれているものと思われます。この会議には沖縄側の発表者として、琉球民族独立総合研究学会の共同代表でもある、龍谷大学の松島泰勝教授も参加しています。
(当時の記事を琉球新報で)

実際、沖縄で独立支持の人がどれだけいるかというと、極めて少数な感触です。
独立学会が動く以前から琉球独立を訴えて活動していた「かりゆしクラブ」の屋良朝助は、知事選はおろか那覇市議選でも供託金没収レベルで落選する程。
ただし、独立を主張、または独立を模索する団体が複数登場し、地元マスメディアでもその活動がニュースになる現在、独立に傾くかもしれない人がごく少数とはいえ潜在的にいたとしても、おかしくありません。ましてや、普天間飛行場のキャンプ・シュワブへの移設統合(辺野古新基地)をめぐって、「翁長知事の埋め立て承認取り消しは違法」と最高裁で判決が確定した今、「もう日本は政治も司法もあてにならない。国民もマスコミも理解してくれない。ならどうするか…」と煽って付け込むことも考えられます。

今言えることは、「琉球独立」は沖縄にとって利益は何もありません。むしろ自殺行為となるリスクが高い。要注意です。

そうそう。「内外情勢の回顧と展望」は、例年年明けに公安調査庁のサイトで公開されるそうなので、どんなものか読んでみたいですね。

航空自衛隊那覇基地「美ら島エアーフェスタ」2Days

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サーターアンダギーのクリームチーズとブルーベリーソースがけ・夕暮れの戦闘機を添えて


突然何のことやらな1枚から始まりましたが、10日(土曜日)は開場時間が長かったのです。
従来は15~16時で終了ですが、今回は初日に
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プロジェクションマッピングのショーをやるため、18時30分までの開場。
なので、夕暮れ時のナイスショットを公開。

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KC-767のバックショット。

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新格納庫前のC-130。照明に照らされた機体と、空の対比。

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P-3C。自衛隊イベントでこんな光景は新鮮ですなぁ、
普天間や嘉手納の米軍は夜遅くまでやるんだけど。

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かなーり暗くなってから、海上保安庁のファルコン900。
これで花火も上がってたら普天間フライトラインフェアだなw


13日に発生した米海兵隊の輸送機MV-22・オスプレイの事故。
原因は現時点では14日の四軍調整官の会見で公表された
「空中給油中にアクシデントが発生、普天間に帰投しようとしたがリスクがあったので着水した」
という説明以上の情報はありません。調査をしてるものと思われます。
ただ、海上保安庁が現場検証を申し入れても米軍が無回答というのは気になる。いくら地位協定があるとはいえね。

…ということで、原因は調査中なのですが、現実には「欠陥機」という言葉が独り歩き状態。
琉球新報が発生から間もない段階で「やっぱり落ちた(中略)欠陥機」と煽ったのに続いて、TVや新聞で出る反発の声には「欠陥機」「いつか落ちると思ってた」が。ネット上でも基地反対サイドが同様な主張をしてます。
一方で、欠陥機主張に対する批判も見られますが、マスコミには相手にされない模様。

一連の反応を見てると、国内にはオスプレイをめぐって2つの“宗教的なもの”があるように見えます。

[オスプレイをめぐる、2つの“宗教的なもの”]の続きを読む
5月に続いて、“沖縄”が冷静さを失う事態が発生しました。

14日17時までに入った情報を整理すると…

13日夜、米軍のMV-22オスプレイ輸送機が、名護市の東海岸、安部付近の海上に不時着。
乗員5人全員救助、うち2人けが。
機体は大破。
米軍の四軍調整官の会見によると、夜間の空中給油訓練中、ホースか何かとオスプレイのローターが接触し損傷、陸地を避けて飛行してたが、着水したとのこと。

普天間基地(飛行場)にオスプレイが来て初めての、国内での重大事故です。
不時着なのか墜落なのか、報道でも表現が分かれてます。
ただ、沖縄にいると
「不時着」と言うと基地反対派に叩かれ
「墜落」と言うとネトウヨに叩かれ
…そうで、まともに意思表示がしにくい。

ただ、確実に言えるのは、12月14日の琉球新報が常軌を逸したゲスであるということ。


発生から間もない、原因もわからない段階で欠陥機と決めつけた上に「やっぱり落ちた」
記事の中で誰かが言ってるわけでも、記者がそう書いてるわけでもないのに、見出しで「やっぱり落ちた」
琉球新報はオスプレイの事故を待ち望んでいたのかと言われても仕方ない。

このほかのメディアにおいても、冷静さを失う可能性はあるので要注意。
ここ数年、オスプレイをあからさまに欠陥機と言うのは琉球新報ぐらいだったけど、何か吹っ切れて「欠陥機だ!」と言うかも。

突然でしたね。

米軍北部訓練場の約半分の返還に伴う、ヘリ着陸帯(ヘリパッド)の移設。所謂「高江ヘリパッド」。翁長知事は就任以降、態度を明確にしていませんでした。
11月28日、就任2年を目前にしたインタビューで

「苦渋の選択の最たるものだ。4000ヘクタールが返ってくることに異議を唱えるのは難しい」

事実上の容認です。
知事支持者内のヘリパッド反対派の反応を考えると、このまま態度を示さずにヘリパッド完成・返還を迎え、オスプレイが来ることなどを利用して反対のパフォーマンスをするのではないかとも思っていましたが、「完成・返還目前」での容認表明。大胆。支持者の相当数を切りかねないだけに、沖縄の政界に火種発生です。

…そうなると、反対派は黙っていられないですよね。
といいますか、反対派の中には曖昧な態度や高江に来ないなど知事への不満が燻っていましたが、これで爆発です。「なぜだ」「裏切り」…

翁長知事は今回の会見で、辺野古(普天間飛行場のキャンプ・シュワブへの移転)はこれまで通り反対としています。「高江は呑んだぞ、辺野古はわかってるだろうな」という政府へのメッセージでは…という見方もできそうですか、事実上容認が沖縄、特に翁長知事支持者や“オール沖縄勢力”に与えるインパクトは大きそうです。
そもそも、オール沖縄という字面から1枚岩のように見えますが、以前から指摘しているように、「辺野古新基地反対」でまとまってるように見えるだけで、基地そのものへのスタンスや安全保障観はバラバラです。
「“辺野古新基地”は反対だが日米安保容認、自衛隊も必要」
から
「米軍すべて即出ていけ、自衛隊いらない、日米安保破棄」
までいろいろ。

さらに、オール沖縄を標榜するものの、昨今は「翁長雄志を御輿に担いだだけの革新勢力」になりつつあっただけに、“オール沖縄内保守派”の巻き返しか、知事自身が偏り過ぎたバランスを取り戻そうとパワーゲームを仕掛けたのか?…とも勘繰ってしまう。

知事の任期の折り返し点で、盛り上がってまいりました。


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