あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
「辺野古新基地反対」の現職が負けた名護市長選。
勝因・敗因は何だったのか

整理すると
◆渡具知陣営の本気(小泉進次郎が2度来る程の自民の本気応援、公明と維新がついた、SNS活用のうまさ)
◆稲嶺陣営の慢心(現職優位の思い込み、相手をなめてかかった、役割分担のまずさ、続発する米軍のトラブル、南城市長選)
◆稲嶺陣営に、辺野古一点ばりで地元そっちのけなものがあった(共産党が送り込んだ運動員、国政野党の応援)
◆辺野古以外にもやるべきことがあるが、2期8年でそれをできていたか
◆唐突なネオパークへのパンダ誘致話

稲嶺市長時代の2期8年、辺野古では工事が進む。一方で生活や経済はどうか。ここだよね。
わかりやすい例だと、要望があったのになかなか着手されず、日本ハムが一時的にキャンプ地を移す事態になった球場の改修。ほかにも沖縄全体で観光客が増えてるものの、目的地が美ら海水族館や古宇利島などで、名護が素通りされがちだったり。

あと「辺野古疲れ」も。
あれだけ反対しても止められないだけでなく、現地の反対運動と住民の軋轢、激化する抗議への拒否感、賛否をめぐる住民の分断からの「触れたくない」感などなど。
それでも稲嶺市長時代に生活や経済の仕事がちゃんとできていれば、まだ状況は変わったのでしょうが、実際は基地反対運動ばかりの印象になった、と。果ては稲嶺支持者の中から「辺野古に新基地ができればオスプレイが100機配備され飛び交う」といった話(元防衛大臣・森本敏の著書に記述があるが、真偽は不明)を利用した煽りも出る始末。

稲嶺陣営の慢心といえば、選挙事務所に法定ポスターが余ってるのを見た翁長知事が「たるんでる」とぶち切れた一幕もあったとか。
とはいえ、慢心以外にも敗因があったわけで。


接戦・激戦といわれてはいたけど、こうなったか。名護市長選。

(選管最終)投票率76.92%
渡具知武豊 20,389
稲嶺進 16,931

新人の渡具知さん当選。
前回自主投票の公明党が渡具知陣営についたとか、維新もついたとか、渡具知陣営の総力戦とはいえ、稲嶺陣営に有利な要素が多数あったんですよね。
○ひと月3回の米軍ヘリ不時着
○普天間でのヘリの窓落下
○高江での不時着炎上
○状況は不透明だが基地反対派は「米軍のヘリが落とした」としてる、保育園の屋根で発見された部品
○南城市長選での“オール沖縄”候補の勝利

しかし、蓋を開ければこの差。稲嶺、渡具知どちらが勝つにしても、選挙期間中にいわれた接戦展開が本当なら1000票差はない、あるいは南城みたく100票差もない展開も考えられたんですが、3000以上とな。
ねるとん紅鯨団風に表現すると「大!どん!でん!返し!」
そういえばBrexit(EU離脱を問う英国国民投票)みたいという評価もあったね。

稲嶺支持者や基地反対派からは「辺野古を争点から隠した」と批判や恨み節が聞こえますが、忘れてはいけないのは、これ、地方自治体の選挙なんですよね。地域の課題をどうするかが重要。そこを稲嶺陣営はアピールできていたのか。
伝え聞くところでは、産業、インフラ、医療、ごみ収集16分別の見直しなど。

ところが、稲嶺陣営で、大黒柱たる翁長知事から出たのは「辺野古新基地反対」と「パンダ誘致」。客寄せパンダではなく、本物のパンダ。
なめとるわ。(パンダについては別にまた書く予定)

地域のことから国政レベルのことまで、特に注目されやすい街のリーダーです。
お仕事しっかりとね。


2018沖縄大選挙イヤー、序盤の大一番は名護市長選。
1月28日告示・2月4日投開票。予想外の出馬表明もなく、「現職/オール沖縄」と「新人/国政与党」一騎討ちの選挙となっております。

[届出順]
稲嶺進(いなみね・すすむ)【推薦】民進、共産、社民、自由、社大【支持】立民
渡具知武豊(とぐち・たけとよ)【推薦】自民、公明、維新

普天間基地(飛行場)のキャンプ・シュワブへの移設統合も絡みます。
様々な情報や情勢読みがありますが、どうやら“激戦”のようです。
激戦の大きな要素と考えるものは、前回の2014年はどちらにもつかず自主投票だった公明党が、自公の枠組みで新人渡具知陣営に推薦でついていることでしょうか。公明がついてるということは、創価学会の会員票や会員の友人知人票(巷ではF票ともいわれる)の動きも影響しそうです。現職の稲嶺市長も、学会員の“良心”に期待するような言動をする程。

ですが、稲嶺市長は2期やってます。最初の出馬時の2010年も、自公推薦候補(当時現職)との対戦で、当選しました。
ただ、2010年は大きな変化要素が複数ある点にも留意が必要です。
市内で保守系の一部が稲嶺陣営についたこと。
民主党中心の連立政権が国政与党となり、「普天間は最低でも県外」と言った鳩山首相が就任してまだ年月が経ってないこと。
そして、鳩山首相が方針を転換する前で、「普天間は県外に」を期待する空気が支配していたこと。

あれから時が過ぎ、新基地反対を掲げた稲嶺市長で2期8年やってきたが、阻止するどころか基地本体の工事も始まってる現実があります。

基地以外も「どうするか」議題や課題があります。

さあ、どうなるか。


2018沖縄大選挙イヤー・第1陣の南城市長選。
結果はこう出ました。

(選管最終)投票率66.92%
瑞慶覧長敏 11,429
古謝景春 11,364

新人の当選ですが、その差は65票。なかなかお目にかかれない僅差。人口1000人台の村じゃないですよ。

さて、今回新人の勝利ですが、現職の古謝さん、実績はあるのですが、よろしくない話もいろいろ。
市立保育所の廃止・民間移管で、手法に批判がありました。
若干ネトウヨ入ったような発言で物議をかもしたことも。
また、伝え聞くところでは、平成の大合併で生まれた南城市において、特定の地域をひいきしてたのでは…という噂も(真偽に留意)。

しかし、翁長知事派(オール沖縄)にとっては、市長選初勝利。名護市長選に向けた材料にもするでしょう。伊計島と読谷で相次いだ米軍のヘリの不時着も、南城市とは絡まないとはいえ、投票行動に影響した有権者もいるでしょうか。
(渡名喜島は南城市長選後なので、ここでは除外)


実はね、2018年・平成30年の沖縄は、選挙がいっぱい。知事選だけではないですよ。

第1陣は南城市の市長選挙。
【立候補者・届け出順】
古謝景春(こじゃ・けいしゅん)現職
瑞慶覧長敏(ずけらん・ちょうびん)元衆院議員

争点は地元のことが中心なんですが、推薦してる政党の関係上、「自公vsオール沖縄」の構図で、名護市長選や知事選につながる…

古謝陣営=自民、公明、維新
瑞慶覧陣営=民進、共産、社民、自由、社大

おーい、維新が自公側についたぞー!
翁長知事“オール沖縄”体制下の県内選挙で、動きがどっちつかずだった維新が、自公推薦の候補に推薦を出しました。

沖縄の維新のトップ、下地幹郎衆院議員のツイートでも。
好き嫌いは分かれますが、一定の支持層がある下地&維新。2017年の衆院選、沖縄4区で自民党の候補が当選できた背景に、下地陣営との協力があった(維新は自民候補に推薦を出してない)ともいわれてます。そして、南城市は衆院選だと4区の地域。

2017年の衆院選。沖縄4区。得票をおさらい
自民候補・西銘恒三郎:9,927
“オール沖縄”候補・仲里利信:10,308
381票差でオール沖縄側が上回ってます。しかし、国政選挙とは異なる選挙であることや、維新+下地の変数など、読めない要素がありますね。

[沖縄2018選挙イヤー第1戦に現れた“変数”]の続きを読む
沖縄県名護市の米軍基地キャンプ・シュワブで工事が進む、普天間基地(普天間飛行場)の代替施設(辺野古新基地とも言う)。

この工事で、新たな局面を迎えています。
工事で使う石材を海から搬入するために、沖縄防衛局が出した港の使用申請に対して、沖縄県が許可を出したのです。
許可が出たのは、奥港(国頭村)と本部港(本部港は県から管理を委譲されている本部町が許可を出した)。奥港では13日に搬出が実施され、翌14日には辺野古に到着しました。

これまで翁長知事は「あらゆる手段で阻止する」と度々言ってるのですが、それと矛盾する決定。
県の幹部は「関連法に基づいて審査した結果、許可せざるを得なかった」(2017.11.11:沖縄タイムス)としています。

これに対して、反対派は怒りモード。
知事に批判の矛先が向かいそうな局面でも「知事を支える」スタンスを取っていた反対運動リーダー格のひとり・山城博治(さん付けでも被告表記でもコメント欄で難癖つけられそうな言葉狩りに遭ってる最中なので、敢えて呼び捨てにして反応を見る)までもが、知事を批判する程(2017.11.15:琉球新報)。

翁長知事は苦しい局面になってきましたよ。
知事サイドは、様々な観点から埋め立て許可の“撤回カード”を切る時期を慎重に窺っており、反対派も今か今かと待ってました。しかし、港の使用許可をきっかけに反対派からは「今すぐ埋め立て許可を撤回しろ」と突き上げをくらってます。

知事や県幹部は奥港の使用後に「県との協議が調うまでは使わないよう行政指導をしていた」「ダンプカーの騒音や粉塵は新たな事態」とし、奥港の使用許可撤回の可能性に言及してます。
ですが、撤回後に「嫌疑あり」と防衛局が知事を訴え法廷に持ち込まれたら、長引くのは必至。また、県側が「ここで使用許可を撤回したら分が悪い」と判断し奥港の使用が続行される事態となれば、反対派が翁長知事を提訴する展開になってもおかしくありません。

名護市長選まで2か月少々、次の知事選まで1年。
様々な矛盾や綻びを露呈しながらも持続してきた「オール沖縄」で、翁長知事に本格的に矛先が向きました。

個人的には、オール沖縄はさっさと瓦解してもらいたいところです。


衆院選の件、沖縄のこと以外にも書くつもりだったのに、11月になっちゃいましたよ。
変な輩が沖縄排斥コメントするのではと警戒してたわけではないがな。

各党の状況をおさらい。なお定数は10減って465。

【自民党】改選前290→281(+追加公認3)
全体の定数減の分を吸収した程度で、やはり圧勝だわな。
【公明党】改選前35→29
この減り方は「何があった」感がある。いわゆる「F票」が減っただけでなく、安保法制に反対する創価学会信者(会員)も安保法制反対の政党に流れたかな?
【希望の党】改選前57→50
議席数の減り方以上に、新人も含めた落選が多くて討ち死にな印象。そりゃあ議員総会荒れますわ。
【共産党】改選前21→12
沖縄で選挙区当選を得たものの、議席数ほぼ半減。自民党や民進党なら党上層部は責任を問われてもおかしくないレベル。
【立憲民主党】改選前16→54(+追加公認1)
野党が割れた中でよく伸ばしたけど、共産党が減らした分を吸収した可能性もあるな。あと希望程のぐだぐだはなかったし。とはいえ早速スキャンダル連発。
【日本維新の会】改選前14→11
存在感を失ってきた。
【社民党】改選前2→2
選挙区1と比例1。その比例も九州沖縄ブロックでの復活当選。もはや沖縄の反基地派票で延命してる状態っぽい。
【日本のこころ】0
そろそろ店じまい?

なお無所属の22(自民と立民の追加公認除く)には、民進党や自由党に籍を置きつつ無所属で出馬、当選した人もいます。

[結果、野党の自滅だよなぁ]の続きを読む
台風接近で繰り上げ投票や翌日開票と忙しい展開になった、第48回衆院選。
結果は与党圧勝でしたが、まずは沖縄分を確認。

【1区】
赤嶺政賢(共産/前) 60,605 当選
国場幸之助(自民/前) 54,468 比例
下地幹郎(維新/前) 34,215 比例
下地玲子(幸福/新) 2,594

【2区】
照屋寛徳(社民/前) 92,143 当選
宮崎政久(自民/前) 64,193

【3区】
玉城デニー(無/前) 95,517 当選
比嘉奈津美(自民/前) 66,527
金城竜郎(幸福/新) 3,031

【4区】
西銘恒三郎(自民/前) 82,199 当選
仲里利信(無/前) 75,887
富川泰全(幸福/新) 4,650

選挙区結果では、「オール沖縄」3勝と与党1勝。
比例復活が減った分、前回の9人から6人に減りました。
基地反対勢力は勝ったと判断してるようです。ただし、前回2014年ではオール沖縄全勝だったので、一角が崩されてます。
「3対1、我々オール沖縄の勝利」
「前回と違って1つ落としてるね」
「那覇の1区と名護・辺野古の3区は取ったぞ」
「保守系オール沖縄が負けてて、何がオール沖縄だ」
どのようにも取れますね。といいますか、県議選や那覇市議選と同様に、保守系オール沖縄が負けてます。ここでもオール沖縄が次第にオール沖縄ではなくなり、既存の革新政党・基地反対勢力が濃くなってる感じ。

今回は公示直後に米軍のヘリの炎上事故が発生し、その影響でオール沖縄勢候補者が全選挙区“ゼロ打ち当確”プラス自民勢比例復活なしの「オール沖縄完全勝利」な展開もあるかと見ていただけに、自民が選挙区で勝った点は何らかの影響をもたらす可能性はあります。個人的には、「辺野古新基地反対・オスプレイ配備撤回」に対する異論を認めないような、オール沖縄の空気感を壊す一助となればと思いますね。


第48回衆院選が公示されました。

沖縄県内の候補者をおさらい
(届け出順)
【1区】
国場幸之助(前、自民公認・公明推薦)
赤嶺政賢(前、共産公認)
下地幹郎(前、維新公認・希望推薦)
下地玲子(新、幸福公認)
【2区】
照屋寛徳(前、社民公認)
宮崎政久(前、自民公認)
【3区】
玉城デニー(前、無所属)
金城竜郎(新、幸福公認)
比嘉奈津美(前、自民公認)
【4区】
富川泰全(新、幸福公認)
仲里利信(前、無所属)
西銘恒三郎(前、自民公認)

全国的には「自民・公明vs希望・維新vs立憲民主・共産・社民」の三つ巴な構図ですが、沖縄は1区で維新の人が希望推薦を得てる程度で「そんなの関係ねぇ」な構図です。いわゆるオール沖縄とそれ以外。
争点も全国的なものに加えて“辺野古新基地”をはじめとする米軍基地関連が…これはいつものことですね。本来なら全国で考えてほしいが。


首都圏にいる日に衆議院解散とか、こりゃその瞬間を見届けに傍聴しよかと思いましたが、スケジュールが合わず、解散の瞬間は上野に滞在。

上野の話はあとでグルメ物をやるので、まずは永田町の方の話。
臨時国会冒頭での解散が確定して以降が、もう何これって位目まぐるしい。

民進党と自由党が合流するのか?な動きを見せたと思ったら、東京の小池知事寄りの国会議員が国政政党設立を模索。
→数合わせにしてはしょぼいよな、と。

それから程なくして、“小池新党”が「希望の党」として誕生するが、党代表に小池知事が就任。
→国政政党のトップを地方首長が務めるのは、維新という前例があるけど、東京都知事をやりながらは難しいはずだよなぁ…と思ったら、早速公務キャンセルの動き。ですが、そのあとがすごかった。

野党第1党の民進党が、前職(見た目現職っぽいが、解散に伴い前職)を含む候補者の公認を取り消し、希望の党の公認を得て出馬しようという奇策に。
→おいおい、離党した議員が移った先に乗っかろうとか、正気の沙汰かと。素直に合流・解党・吸収とか言わないあたり、参院議員の立場をどうするか以上に、政党交付金を小池サイドへの“餌”にしてる感じ。
ですが、希望・小池サイドは単純には釣られない。

希望、政策に同意できるかで「選別」の意向。
→希望は安保法制容認&改憲なので、民進党は困惑。特にそれらに強く反対してきた議員は戦々恐々。
数合わせと叩かれるのを避けようとしてますな。勝負師の嗅覚?

波乱要素が多くて、なかなか追いつけない。

※なお、希望に合流できるか戦々恐々な民進党の人々、報道では「リベラル」と言われてるけど、護憲イコールリベラル、安保反対イコールリベラルというのは、どうかなと思う。


なぜか発言がマスコミに曲解される人、麻生太郎。
また騒ぎになってますね。北朝鮮の件に関して、混乱や戦争が発生して難民が来た時どうするか、そこに武装難民が来たらどうするかの話。その中で「射殺」という言葉が出たことから、「難民を射殺するのか」と騒いでる方々や一部メディアがいます。

射殺はインパクトが強い言葉ですし、ここで持ち出すものではないですね。それなりの立場にもあるわけだし。
それに日本のメディアや文化人・識者には、話の本筋を無視して言葉尻つかんで騒いで発言者を叩き、あわよくば引きずり下ろそうとか首取ろうとかする面々もいるからね(前にも指摘したような)。
また、「難民を射殺」は話を切り貼りしてますよね。曲解。

ですが、難民が来たらどうするか考える必要はあります。
難民ならそれ相応の対応をするし、武装しているなら解除を求める、従わないならどうするか、法律なり運用基準なりを決めておくとか。

とはいえ、もし北朝鮮で有事が発生したとして、北朝鮮の難民は陸路での中国や韓国への移動が多数で、日本に海路で直接乗り込むだけの船があるのか、という指摘もあるようで。
そうなると、中国や韓国が「日本も応分に受け入れろ」と要求する可能性がありそう。


唐突だな、と同時に、任期残り約1年というのもあるよなあ、とも。
永田町で“解散風”が吹いてます。9月28日開始予定以降の臨時国会で、衆議院解散に踏み切り総選挙になる可能性が出てきました。早ければ初日28日ですぐ解散という話も。

8月の内閣改造からまだ日も浅く、北朝鮮が挑発的行動を繰り返す状況で「今なの?」という感じがしますね。
政党の対決という点で見たら、民進党の代表選挙後のごたごたを見て「今だ」と認識してもおかしくないですね。民進党と共産党の選挙協力も白紙になりそうですから。
ただ、維新とこころ以外の野党は、森友と加計の件をまたぶり返そうとするよね。そのへんを与党・首相サイドは考えてるのかな?

もっとも、まともに政策論争を挑むでもなく、こんな話をまた持ち出して叩くとか、野党の体たらくは何ですか。


教員採用試験をめぐる口利き疑惑で、沖縄県の副知事を辞任した安慶田光男。
口利きについては告発した前教育長との裁判が続いてるほか、今の教育長も口利きの働きかけがあったと証言してます(教育長は拒否して口利き回避、前副知事サイドは否定)。

その安慶田さん、新しくシンクタンク的な団体「沖縄経済懇談会」を立ち上げたのですが、13日に開催された講演会で

菅義偉官房長官から祝電
吉本興業の大崎洋社長が基調講演

ほほう。
これまでのコネクションなのでしょうけど、翁長知事サイドを揺さぶる動きなのかな?


「前原誠司vs枝野幸男」じゃ、余程のことがない限りこうなるよな…という結果になりました。民進党の代表選。新代表は前原誠司。
政策もビジョンも違うのに“安倍おろし”で組む野党連携が見直しに向かうのは当然として、この先は党の再生か、あるいは政界再編か。
旧民主党で与党時代にやらかし、その後反省と再生どころか悪化してますからね。

それが、就任早々オチつけるとはなぁ。
幹事長に山尾志桜里?そりゃないわ。
結局党内から反発出たりスキャンダルが浮上したりで見送られたけど。それにしても、この起用案は党内の人材枯渇も一因のような気がする。

さて、この代表選。TVの生中継見て目についたのが、都道府県別の党員・サポーター票のポイント。九州・沖縄の分が映ってたんだけど、沖縄分の2ポイントが
前原:0
枝野:2
になってまして。まさかと思って、党公式サイトにある「2017年9月民進党代表選挙開票結果修正版」(リンク先PDF)にある都道府県別ポイントを見たら…

前原0ポイントは沖縄だけ

枝野0ポイントはいくつかあったんですがね。
おそらく、普天間基地(飛行場)の辺野古キャンプ・シュワブへの移設について
前原「丁寧に進めるが、基本は辺野古の日米合意」
枝野「日米合意の見直しも視野」
という姿勢だったので、党本部と違い「辺野古新基地反対」な沖縄県連が枝野寄りな投票行動に影響したのかな、とも思えます。

もっとも、民進党は旧民主党時代に沖縄にひどいことしたから、信頼回復は特に困難だよね。
(沖縄県連も“鳩山の幻覚”に囚われてる限りはどうしようもないけどね)


「またやるの?」「価値下がるね」な面もあった、「辺野古新基地反対」をお題目にした8月12日のオール沖縄会議が仕切った「県民」大会。

琉球新報のネット中継を翌日に見返したんですが、登壇者の発言、ツッコミどころが多くて多くて…。

登壇者の発言で耳に残ったものをTwitterでメモ代わりにツイートしたんで、ここでまとめておきましょう。










[2017年8月「県民大会」登壇者の発言、ツッコミどころが多くて]の続きを読む
2007年:歴史教科書の沖縄戦「集団自決」
2010年:辺野古新基地反対
2012年:オスプレイ配備反対
2015年:辺野古新基地反対
2016年:軍属の殺人事件糾弾・海兵隊撤退
21世紀に入り、沖縄で基地関連の問題などで抗議目的で開催された「県民大会」は5回。
そして、2017年も8月12日に「辺野古新基地反対」を題目に「県民大会」が開催されました。

ですが、2014年末の翁長知事就任以降、15年から17年まで毎年開催。ここまで連続してやられると、県民大会の開催が目的になってるんじゃないか?という印象があります。
(それまでの県民大会は単発の実行委員会が運営を担っていたが、翁長知事の就任後は「島ぐるみ会議」や「オール沖縄会議」といった大会を運営できる常設組織があり、金銭面でも「辺野古基金」があるのも、やりやすさに影響してるか?)

「開催することが目的か?」だけではありません。
基地反対派の団体や平和団体が普段やっている抗議集会と違い、「県民大会」は、主張する内容の是非は別として、党派を越えて意志を表明、アピールする意味合いがありました。
それだけ大きな意味合いのあるイベントを毎年やっていると、価値(バリュー)が下がる可能性もありますね。
しかも、「イデオロギーよりアイデンティティー」の看板が薄れ、従来の基地反対勢力が目立つようになった今、「県民」大会ではなくなりつつある面もありますね。
以前から指摘している「オール沖縄の虚構」「オール沖縄がオール沖縄でなくなる」とも通じるところです。
加えて、今回は大会の名称に「翁長知事を支え」と入ってるあたりも、特定の色が出てバリューを下げてるようにも見えます。

もっとも、主張である「辺野古新基地反対」自体も反対ありきだし、直前に発生した事故を受けて「欠陥機オスプレイ」のワードも乱発されるし、賛同できない。



今回の内閣改造は、ひさしぶりに平成初期の人気番組みたいな煽りが使えますね。

O~K!現状を打開したい気持ちはよくわかった!
その前に何でもあり恒~例~の、閣僚~ぅチェック!(©️ねるとん紅鯨団)

行政面の問題だけでなく、言いがかりレベルの難癖で印象を悪化させられてますからね。
それは閣僚の面々にも出てます。

[防衛]小野寺五典
かつてのポストに再登場。前の大臣時代の仕事的に、安定感は高そう。
周辺情勢は厳しくなってるけど、頼んまっせ。

[外務]河野太郎
岸田さんが党政調会長に移ったので、行政改革担当からスライド
父があの「河野談話」を生み“紅の傭兵”とも綽名さたれ河野洋平ということから叩く声もあるけど、会見で「父と違う」と発言。
脱原発スタンスだけど、内閣の一員となってからはそれを封じて仕事をしてきたこともあり、どのような仕事をするか注目。

[総務]野田聖子
そうくるか。党内バランスの文脈で語られがちな起用だけど、大臣としての仕事はどうなのかですな。郵政とか閣僚経験はあります。

[文部科学]林芳正
堅実チョイスか。

さて、沖縄だと沖縄北方担当も気になるところですが…
江崎鉄磨
知らんな~。沖縄に視察に来たことはあるが、どの程度のものか未知数。


「稲田、防衛大臣辞めたってよ」
→PKO日報の件もあるし、まあ、ね。

「蓮舫、民進党代表辞めるってよ」
→こりゃあ突然ですな。

同じ日に発生した2つの辞任劇。

まずは稲田さんから見てみましょう。
直接的には南スーダンPKO日報の問題で、特別監査の結果が出たことを受けてトップとして責任を取った形ですが、防衛省内や陸自幹部との関係や、監査結果出る前に事務次官と陸上幕僚長が辞める話が出たことから、ある種のクーデターという指摘があります。
信頼関係がちゃんと築けなかったんですかね。東京都議選での応援演説の影響は…?
日報の件については、文書管理のあり方や「戦闘」の概念も含めた、言葉遊びではない本質的な議論に進んでほしいな。

で、蓮舫さんの件。
都議選惨敗の責任を取った形ですが、2重国籍騒ぎでどつぼなのもあるよね。
それに、蓮舫体制でも民進党は「まるで成長していない…」
どこを向いて国政の仕事してるのかと。


いわゆる「加計」の件。国会で閉会中審査を2日間やったのですが…

もうめんどくさい。

議場内の発言だけでなく、報道もアレ過ぎて。
元事務次官と一緒に参考人として招致された元愛媛県知事の発言が、報道によっては無視されてるし。

うんざり。
ほかにやることあるだろ。


いつの間にかうやむやになった、民進党の蓮舫代表の国籍問題。
ここに来て、突如戸籍を公開しました。

今頃公開って…そもそも問題発覚の段階でもっとスマートに対応していればよかったものを…という印象です。
しかも差別だの何だのといった話まで。

それに、自民党の人に対しては政策と直接関わらない件であっても議員辞職を迫る位追及するのに、自身の件になったら…ですよね。