あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
沖縄県名護市の米軍基地キャンプ・シュワブで工事が進む、普天間基地(普天間飛行場)の代替施設(辺野古新基地とも言う)。

この工事で、新たな局面を迎えています。
工事で使う石材を海から搬入するために、沖縄防衛局が出した港の使用申請に対して、沖縄県が許可を出したのです。
許可が出たのは、奥港(国頭村)と本部港(本部港は県から管理を委譲されている本部町が許可を出した)。奥港では13日に搬出が実施され、翌14日には辺野古に到着しました。

これまで翁長知事は「あらゆる手段で阻止する」と度々言ってるのですが、それと矛盾する決定。
県の幹部は「関連法に基づいて審査した結果、許可せざるを得なかった」(2017.11.11:沖縄タイムス)としています。

これに対して、反対派は怒りモード。
知事に批判の矛先が向かいそうな局面でも「知事を支える」スタンスを取っていた反対運動リーダー格のひとり・山城博治(さん付けでも被告表記でもコメント欄で難癖つけられそうな言葉狩りに遭ってる最中なので、敢えて呼び捨てにして反応を見る)までもが、知事を批判する程(2017.11.15:琉球新報)。

翁長知事は苦しい局面になってきましたよ。
知事サイドは、様々な観点から埋め立て許可の“撤回カード”を切る時期を慎重に窺っており、反対派も今か今かと待ってました。しかし、港の使用許可をきっかけに反対派からは「今すぐ埋め立て許可を撤回しろ」と突き上げをくらってます。

知事や県幹部は奥港の使用後に「県との協議が調うまでは使わないよう行政指導をしていた」「ダンプカーの騒音や粉塵は新たな事態」とし、奥港の使用許可撤回の可能性に言及してます。
ですが、撤回後に「嫌疑あり」と防衛局が知事を訴え法廷に持ち込まれたら、長引くのは必至。また、県側が「ここで使用許可を撤回したら分が悪い」と判断し奥港の使用が続行される事態となれば、反対派が翁長知事を提訴する展開になってもおかしくありません。

名護市長選まで2か月少々、次の知事選まで1年。
様々な矛盾や綻びを露呈しながらも持続してきた「オール沖縄」で、翁長知事に本格的に矛先が向きました。

個人的には、オール沖縄はさっさと瓦解してもらいたいところです。


衆院選の件、沖縄のこと以外にも書くつもりだったのに、11月になっちゃいましたよ。
変な輩が沖縄排斥コメントするのではと警戒してたわけではないがな。

各党の状況をおさらい。なお定数は10減って465。

【自民党】改選前290→281(+追加公認3)
全体の定数減の分を吸収した程度で、やはり圧勝だわな。
【公明党】改選前35→29
この減り方は「何があった」感がある。いわゆる「F票」が減っただけでなく、安保法制に反対する創価学会信者(会員)も安保法制反対の政党に流れたかな?
【希望の党】改選前57→50
議席数の減り方以上に、新人も含めた落選が多くて討ち死にな印象。そりゃあ議員総会荒れますわ。
【共産党】改選前21→12
沖縄で選挙区当選を得たものの、議席数ほぼ半減。自民党や民進党なら党上層部は責任を問われてもおかしくないレベル。
【立憲民主党】改選前16→54(+追加公認1)
野党が割れた中でよく伸ばしたけど、共産党が減らした分を吸収した可能性もあるな。あと希望程のぐだぐだはなかったし。とはいえ早速スキャンダル連発。
【日本維新の会】改選前14→11
存在感を失ってきた。
【社民党】改選前2→2
選挙区1と比例1。その比例も九州沖縄ブロックでの復活当選。もはや沖縄の反基地派票で延命してる状態っぽい。
【日本のこころ】0
そろそろ店じまい?

なお無所属の22(自民と立民の追加公認除く)には、民進党や自由党に籍を置きつつ無所属で出馬、当選した人もいます。

[結果、野党の自滅だよなぁ]の続きを読む
台風接近で繰り上げ投票や翌日開票と忙しい展開になった、第48回衆院選。
結果は与党圧勝でしたが、まずは沖縄分を確認。

【1区】
赤嶺政賢(共産/前) 60,605 当選
国場幸之助(自民/前) 54,468 比例
下地幹郎(維新/前) 34,215 比例
下地玲子(幸福/新) 2,594

【2区】
照屋寛徳(社民/前) 92,143 当選
宮崎政久(自民/前) 64,193

【3区】
玉城デニー(無/前) 95,517 当選
比嘉奈津美(自民/前) 66,527
金城竜郎(幸福/新) 3,031

【4区】
西銘恒三郎(自民/前) 82,199 当選
仲里利信(無/前) 75,887
富川泰全(幸福/新) 4,650

選挙区結果では、「オール沖縄」3勝と与党1勝。
比例復活が減った分、前回の9人から6人に減りました。
基地反対勢力は勝ったと判断してるようです。ただし、前回2014年ではオール沖縄全勝だったので、一角が崩されてます。
「3対1、我々オール沖縄の勝利」
「前回と違って1つ落としてるね」
「那覇の1区と名護・辺野古の3区は取ったぞ」
「保守系オール沖縄が負けてて、何がオール沖縄だ」
どのようにも取れますね。といいますか、県議選や那覇市議選と同様に、保守系オール沖縄が負けてます。ここでもオール沖縄が次第にオール沖縄ではなくなり、既存の革新政党・基地反対勢力が濃くなってる感じ。

今回は公示直後に米軍のヘリの炎上事故が発生し、その影響でオール沖縄勢候補者が全選挙区“ゼロ打ち当確”プラス自民勢比例復活なしの「オール沖縄完全勝利」な展開もあるかと見ていただけに、自民が選挙区で勝った点は何らかの影響をもたらす可能性はあります。個人的には、「辺野古新基地反対・オスプレイ配備撤回」に対する異論を認めないような、オール沖縄の空気感を壊す一助となればと思いますね。


第48回衆院選が公示されました。

沖縄県内の候補者をおさらい
(届け出順)
【1区】
国場幸之助(前、自民公認・公明推薦)
赤嶺政賢(前、共産公認)
下地幹郎(前、維新公認・希望推薦)
下地玲子(新、幸福公認)
【2区】
照屋寛徳(前、社民公認)
宮崎政久(前、自民公認)
【3区】
玉城デニー(前、無所属)
金城竜郎(新、幸福公認)
比嘉奈津美(前、自民公認)
【4区】
富川泰全(新、幸福公認)
仲里利信(前、無所属)
西銘恒三郎(前、自民公認)

全国的には「自民・公明vs希望・維新vs立憲民主・共産・社民」の三つ巴な構図ですが、沖縄は1区で維新の人が希望推薦を得てる程度で「そんなの関係ねぇ」な構図です。いわゆるオール沖縄とそれ以外。
争点も全国的なものに加えて“辺野古新基地”をはじめとする米軍基地関連が…これはいつものことですね。本来なら全国で考えてほしいが。


首都圏にいる日に衆議院解散とか、こりゃその瞬間を見届けに傍聴しよかと思いましたが、スケジュールが合わず、解散の瞬間は上野に滞在。

上野の話はあとでグルメ物をやるので、まずは永田町の方の話。
臨時国会冒頭での解散が確定して以降が、もう何これって位目まぐるしい。

民進党と自由党が合流するのか?な動きを見せたと思ったら、東京の小池知事寄りの国会議員が国政政党設立を模索。
→数合わせにしてはしょぼいよな、と。

それから程なくして、“小池新党”が「希望の党」として誕生するが、党代表に小池知事が就任。
→国政政党のトップを地方首長が務めるのは、維新という前例があるけど、東京都知事をやりながらは難しいはずだよなぁ…と思ったら、早速公務キャンセルの動き。ですが、そのあとがすごかった。

野党第1党の民進党が、前職(見た目現職っぽいが、解散に伴い前職)を含む候補者の公認を取り消し、希望の党の公認を得て出馬しようという奇策に。
→おいおい、離党した議員が移った先に乗っかろうとか、正気の沙汰かと。素直に合流・解党・吸収とか言わないあたり、参院議員の立場をどうするか以上に、政党交付金を小池サイドへの“餌”にしてる感じ。
ですが、希望・小池サイドは単純には釣られない。

希望、政策に同意できるかで「選別」の意向。
→希望は安保法制容認&改憲なので、民進党は困惑。特にそれらに強く反対してきた議員は戦々恐々。
数合わせと叩かれるのを避けようとしてますな。勝負師の嗅覚?

波乱要素が多くて、なかなか追いつけない。

※なお、希望に合流できるか戦々恐々な民進党の人々、報道では「リベラル」と言われてるけど、護憲イコールリベラル、安保反対イコールリベラルというのは、どうかなと思う。


なぜか発言がマスコミに曲解される人、麻生太郎。
また騒ぎになってますね。北朝鮮の件に関して、混乱や戦争が発生して難民が来た時どうするか、そこに武装難民が来たらどうするかの話。その中で「射殺」という言葉が出たことから、「難民を射殺するのか」と騒いでる方々や一部メディアがいます。

射殺はインパクトが強い言葉ですし、ここで持ち出すものではないですね。それなりの立場にもあるわけだし。
それに日本のメディアや文化人・識者には、話の本筋を無視して言葉尻つかんで騒いで発言者を叩き、あわよくば引きずり下ろそうとか首取ろうとかする面々もいるからね(前にも指摘したような)。
また、「難民を射殺」は話を切り貼りしてますよね。曲解。

ですが、難民が来たらどうするか考える必要はあります。
難民ならそれ相応の対応をするし、武装しているなら解除を求める、従わないならどうするか、法律なり運用基準なりを決めておくとか。

とはいえ、もし北朝鮮で有事が発生したとして、北朝鮮の難民は陸路での中国や韓国への移動が多数で、日本に海路で直接乗り込むだけの船があるのか、という指摘もあるようで。
そうなると、中国や韓国が「日本も応分に受け入れろ」と要求する可能性がありそう。


唐突だな、と同時に、任期残り約1年というのもあるよなあ、とも。
永田町で“解散風”が吹いてます。9月28日開始予定以降の臨時国会で、衆議院解散に踏み切り総選挙になる可能性が出てきました。早ければ初日28日ですぐ解散という話も。

8月の内閣改造からまだ日も浅く、北朝鮮が挑発的行動を繰り返す状況で「今なの?」という感じがしますね。
政党の対決という点で見たら、民進党の代表選挙後のごたごたを見て「今だ」と認識してもおかしくないですね。民進党と共産党の選挙協力も白紙になりそうですから。
ただ、維新とこころ以外の野党は、森友と加計の件をまたぶり返そうとするよね。そのへんを与党・首相サイドは考えてるのかな?

もっとも、まともに政策論争を挑むでもなく、こんな話をまた持ち出して叩くとか、野党の体たらくは何ですか。


教員採用試験をめぐる口利き疑惑で、沖縄県の副知事を辞任した安慶田光男。
口利きについては告発した前教育長との裁判が続いてるほか、今の教育長も口利きの働きかけがあったと証言してます(教育長は拒否して口利き回避、前副知事サイドは否定)。

その安慶田さん、新しくシンクタンク的な団体「沖縄経済懇談会」を立ち上げたのですが、13日に開催された講演会で

菅義偉官房長官から祝電
吉本興業の大崎洋社長が基調講演

ほほう。
これまでのコネクションなのでしょうけど、翁長知事サイドを揺さぶる動きなのかな?


「前原誠司vs枝野幸男」じゃ、余程のことがない限りこうなるよな…という結果になりました。民進党の代表選。新代表は前原誠司。
政策もビジョンも違うのに“安倍おろし”で組む野党連携が見直しに向かうのは当然として、この先は党の再生か、あるいは政界再編か。
旧民主党で与党時代にやらかし、その後反省と再生どころか悪化してますからね。

それが、就任早々オチつけるとはなぁ。
幹事長に山尾志桜里?そりゃないわ。
結局党内から反発出たりスキャンダルが浮上したりで見送られたけど。それにしても、この起用案は党内の人材枯渇も一因のような気がする。

さて、この代表選。TVの生中継見て目についたのが、都道府県別の党員・サポーター票のポイント。九州・沖縄の分が映ってたんだけど、沖縄分の2ポイントが
前原:0
枝野:2
になってまして。まさかと思って、党公式サイトにある「2017年9月民進党代表選挙開票結果修正版」(リンク先PDF)にある都道府県別ポイントを見たら…

前原0ポイントは沖縄だけ

枝野0ポイントはいくつかあったんですがね。
おそらく、普天間基地(飛行場)の辺野古キャンプ・シュワブへの移設について
前原「丁寧に進めるが、基本は辺野古の日米合意」
枝野「日米合意の見直しも視野」
という姿勢だったので、党本部と違い「辺野古新基地反対」な沖縄県連が枝野寄りな投票行動に影響したのかな、とも思えます。

もっとも、民進党は旧民主党時代に沖縄にひどいことしたから、信頼回復は特に困難だよね。
(沖縄県連も“鳩山の幻覚”に囚われてる限りはどうしようもないけどね)


「またやるの?」「価値下がるね」な面もあった、「辺野古新基地反対」をお題目にした8月12日のオール沖縄会議が仕切った「県民」大会。

琉球新報のネット中継を翌日に見返したんですが、登壇者の発言、ツッコミどころが多くて多くて…。

登壇者の発言で耳に残ったものをTwitterでメモ代わりにツイートしたんで、ここでまとめておきましょう。










[2017年8月「県民大会」登壇者の発言、ツッコミどころが多くて]の続きを読む
2007年:歴史教科書の沖縄戦「集団自決」
2010年:辺野古新基地反対
2012年:オスプレイ配備反対
2015年:辺野古新基地反対
2016年:軍属の殺人事件糾弾・海兵隊撤退
21世紀に入り、沖縄で基地関連の問題などで抗議目的で開催された「県民大会」は5回。
そして、2017年も8月12日に「辺野古新基地反対」を題目に「県民大会」が開催されました。

ですが、2014年末の翁長知事就任以降、15年から17年まで毎年開催。ここまで連続してやられると、県民大会の開催が目的になってるんじゃないか?という印象があります。
(それまでの県民大会は単発の実行委員会が運営を担っていたが、翁長知事の就任後は「島ぐるみ会議」や「オール沖縄会議」といった大会を運営できる常設組織があり、金銭面でも「辺野古基金」があるのも、やりやすさに影響してるか?)

「開催することが目的か?」だけではありません。
基地反対派の団体や平和団体が普段やっている抗議集会と違い、「県民大会」は、主張する内容の是非は別として、党派を越えて意志を表明、アピールする意味合いがありました。
それだけ大きな意味合いのあるイベントを毎年やっていると、価値(バリュー)が下がる可能性もありますね。
しかも、「イデオロギーよりアイデンティティー」の看板が薄れ、従来の基地反対勢力が目立つようになった今、「県民」大会ではなくなりつつある面もありますね。
以前から指摘している「オール沖縄の虚構」「オール沖縄がオール沖縄でなくなる」とも通じるところです。
加えて、今回は大会の名称に「翁長知事を支え」と入ってるあたりも、特定の色が出てバリューを下げてるようにも見えます。

もっとも、主張である「辺野古新基地反対」自体も反対ありきだし、直前に発生した事故を受けて「欠陥機オスプレイ」のワードも乱発されるし、賛同できない。



今回の内閣改造は、ひさしぶりに平成初期の人気番組みたいな煽りが使えますね。

O~K!現状を打開したい気持ちはよくわかった!
その前に何でもあり恒~例~の、閣僚~ぅチェック!(©️ねるとん紅鯨団)

行政面の問題だけでなく、言いがかりレベルの難癖で印象を悪化させられてますからね。
それは閣僚の面々にも出てます。

[防衛]小野寺五典
かつてのポストに再登場。前の大臣時代の仕事的に、安定感は高そう。
周辺情勢は厳しくなってるけど、頼んまっせ。

[外務]河野太郎
岸田さんが党政調会長に移ったので、行政改革担当からスライド
父があの「河野談話」を生み“紅の傭兵”とも綽名さたれ河野洋平ということから叩く声もあるけど、会見で「父と違う」と発言。
脱原発スタンスだけど、内閣の一員となってからはそれを封じて仕事をしてきたこともあり、どのような仕事をするか注目。

[総務]野田聖子
そうくるか。党内バランスの文脈で語られがちな起用だけど、大臣としての仕事はどうなのかですな。郵政とか閣僚経験はあります。

[文部科学]林芳正
堅実チョイスか。

さて、沖縄だと沖縄北方担当も気になるところですが…
江崎鉄磨
知らんな~。沖縄に視察に来たことはあるが、どの程度のものか未知数。


「稲田、防衛大臣辞めたってよ」
→PKO日報の件もあるし、まあ、ね。

「蓮舫、民進党代表辞めるってよ」
→こりゃあ突然ですな。

同じ日に発生した2つの辞任劇。

まずは稲田さんから見てみましょう。
直接的には南スーダンPKO日報の問題で、特別監査の結果が出たことを受けてトップとして責任を取った形ですが、防衛省内や陸自幹部との関係や、監査結果出る前に事務次官と陸上幕僚長が辞める話が出たことから、ある種のクーデターという指摘があります。
信頼関係がちゃんと築けなかったんですかね。東京都議選での応援演説の影響は…?
日報の件については、文書管理のあり方や「戦闘」の概念も含めた、言葉遊びではない本質的な議論に進んでほしいな。

で、蓮舫さんの件。
都議選惨敗の責任を取った形ですが、2重国籍騒ぎでどつぼなのもあるよね。
それに、蓮舫体制でも民進党は「まるで成長していない…」
どこを向いて国政の仕事してるのかと。


いわゆる「加計」の件。国会で閉会中審査を2日間やったのですが…

もうめんどくさい。

議場内の発言だけでなく、報道もアレ過ぎて。
元事務次官と一緒に参考人として招致された元愛媛県知事の発言が、報道によっては無視されてるし。

うんざり。
ほかにやることあるだろ。


いつの間にかうやむやになった、民進党の蓮舫代表の国籍問題。
ここに来て、突如戸籍を公開しました。

今頃公開って…そもそも問題発覚の段階でもっとスマートに対応していればよかったものを…という印象です。
しかも差別だの何だのといった話まで。

それに、自民党の人に対しては政策と直接関わらない件であっても議員辞職を迫る位追及するのに、自身の件になったら…ですよね。


少し前にTwitter発で流行った「カップ焼きそばの作り方」。
作家などの書き方や癖を使って作り方を表現するもの。それが本になったとのことですが、そのタイミングで、東京新聞のあるコラムの情報をキャッチ。


うまいこと言ってるつもりなのかな、と。
ところが、もっとひどいものが琉球新報に。


もはや悪口である。
批判するにも、皮肉のジョークをやるにも、言葉ややり方があるってものでしょう。


2018年1月予定の名護市長選挙。
野党の候補者がいよいよ決まるか…という場面でしたが、その宮里達也さんが出馬辞退。
理由は家族の反対と健康問題とのこと。家族の反対は何とかできるかもしれませんが、健康面でとなるとなぁ。

そうなると、自民党は誰を擁立するのか。
現職市議だと辺野古で“色”がつきやすく、オール沖縄側が設定した土俵で戦うことになり苦戦は必至。前市長の島袋吉和や名護選出の自民の県議・末松文信も同様に“色”がついてます。その点、宮里さんは“色”がついてないんですよね。

そうなると、誰がいるのか。


正直予想ができなかった、今回の那覇市議選。課題はいろいろあるけど、選挙での目立った争点は乏しいし、今の市長も目立った成功も大失敗もない(細かいとこではあるだろうけど)。

で、結果は「市長与党勢力、過半数取れず」。
定数40のうち、市長寄りの与党(所謂オール沖縄)は16議席。
[党派別当選者数]
共産7(改選前5)
社民3(改選前4)
社大2(改選前2)
民進1(改選前1)
市長寄り無所属3(改選前5)
自民7(改選前4)
公明7(改選前7)
維新1(改選前0)
中立無所属9(維新推薦1人含む)

翁長知事のお膝元でこの結果。「過半数を取れなかった」のインパクトが今後どう出るか。
しかも、共産党が議席を増やす一方で、翁長知事誕生にかなり貢献してるはずの“オール沖縄系保守派”の新風会が議席を減らしてます。革新勢力の濃度が上がり、オール沖縄がオール沖縄でなくなる現象はここにも。

つい辺野古やオール沖縄、県内政局で見るところではあるけど、那覇の課題の解決・改善に向け、当選した議員のみなさんにはいい仕事をしていただきたいものです。

(文字だらけポスター2人、琉球独立、自己決定権、元新報記者、ステーキの人)
は全員落選でした。


7月2日告示・9日投開票の那覇市議選。
待機児童や中心市街地の活性化・再開発などの地域の課題が争点な一方、2018年の知事選に向けた前哨戦な様相もあり、那覇のことよりも「辺野古新基地反対」「共謀罪廃止」が前面に出てくる候補者もいます。

そんな選挙ですが、今回は“変わり者”が目につきます。

【文字だらけポスター】
選挙のポスターといえば、顔と名前を知ってもらおうとするもの。ところが、顔そっちのけで長々と文章を書いてるものも。長い文章の選挙ポスターといえば、古参の沖縄選挙マニアなら「又吉イエス」こと又吉光雄を連想するところ。
ところが、今回はそんなポスターが「2人」もいます。高橋吉重と石田辰夫。

【「琉球独立」が2人も】
那覇の市議会議員の選挙なんですが、那覇のことを飛び越えて「琉球独立」な人が2人も出てます。
ひとりは毎度おなじみ泡沫候補扱いの屋良朝助。もうひとりは「自己決定権の確立!独立も辞さず!」な新興勢力「命どぅ宝!琉球の自己決定権の会」が推薦する下地厚。

【♪あーいあい】
名前をもじって童謡のフレーズを連呼するのは、相沢あやの。ところが、ネタ要素はこれだけじゃない。
「元琉球新報記者」とも連呼し、それでいて意外にも自民党推薦(無所属)。
新報と自民党というのが結び付きそうにもないけど、一応個人の思想は自由だからね。

【ステーキ】
ポスターで「給食にステーキを」。なのに持ってるのはチキンレッグ。ポスターのネタ性ではトップクラスの砂川伸彦。
しかも、黒のフォルクスワーゲン・ポロの選挙カーからUnderworldの「Born Slippy(Nuxx)」を流す攻めっぷりw

何だかいろいろ飛んでるものが目につきますが、有権者のみなさんはよく考えて投票を。


いやー、都議選がこのような結果になるとはね。
小池知事の与党的立場・都民ファーストが公認50人中49人当選(のち無所属6人を追加公認)。公明党どかも含めた与党側で過半数確保。

民進党など既存政党を抜けて参加した人もいるとはいえ、これだけ一気に増えると、かつての「小泉チルドレン」「小沢ガールズ」のようでもあり、大丈夫なのかな、と。「小池ファミリー」「小池チルドレン」とでも言うのかな。

で、早速懸念要素が。選挙が終わったとして小池知事が都民ファーストの代表を辞任しましたが、その代表を引き継いだ野田数(のだ・かずさ)がなかなかの曲者のようで。「自民惨敗やったー!」とぬか喜びしてるであろうアンチ安倍を蹴落とす感じに。