あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
那覇ハーリーで御披露目された、巡視船「もとぶ」。

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マストまわり。

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船尾から中央部を見る。

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ヘリ甲板。搭載はできないが発着可能。

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5月3日から5日の会期中、巡視船一般公開の4日はレース(競漕)がありませんが、ハーリー体験はやってます。

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尖閣が注目されがちですが、救難や事故防止、海図作製、環境など、海上保安庁の仕事はいろいろあります。
こういった仕事を知ってもらうのも重要ですね。


那覇ハーリー会場で公開された、巡視船「もとぶ」

順路通りに操舵室を出ると
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クレーン。

このクレーンは、近頃聞く機会が増えた複合艇(RHIB)の積み降ろし用です。
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これがRHIB。ゴムボートに見えますが、底は強化プラスチック製。

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このクレーンの先端を

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ボート中央部のフックにひっかけて下ろします。上げる時も同様。
従来のボートの積み降ろしよりも早くできるようです。

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もとぶ搭載RHIBのうち1隻は、港内の会場水域の監視もしてました。
頼もしい存在ですが、一部の基地反対活動家の方々にとっては敵に見えるのかな?(辺野古にも同じようなボートがいる)


沖縄でGW(大型連休)の大きな恒例行事といえば、那覇ハーリー。
毎年5月3日から5日の会期中には、海上保安庁の巡視船の一般公開もあり「ました」…というのも、尖閣諸島での対応に迫られ、ここ数年一般公開はやっていませんでした。本庁主催の観閲式もここ数年やってないですからね。

それが…
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2017年・平成29年の那覇ハーリーには、巡視船がいました。
2016年は測量船が来てたようですが、巡視船となるとご無沙汰です。

公開された巡視船は
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2016年11月就役、11管区の新顔「もとぶ」です。
船番号はPL-13、巡視船もとぶとしては5代目。同じ型の船が尖閣専従部隊に10隻います。

尖閣専従部隊と同じ型ですが、この船には違いがあります。
それが、これ。
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船首側にある武器です。最初の2隻と尖閣専従部隊分は20mmの6連バルカン(多銃身機銃)ですが、それ以降に建造された船は30mm機銃に変更されてます。

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機銃の前にある放水銃。火災の消火はもちろん、鎮圧用途にも使えます。

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機銃と放水銃の位置関係。

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機銃の台座には、建造したJMU(ジャパンマリンユナイテッド…昔の名前で言うと石川島播磨重工と日立造船と日本鋼管の各船舶部門がくっついた)の銘板。

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操舵室からの眺めはこんな感じ。


ホワイトビーチフェスティバルから、もう一丁。

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桟橋に置かれていた、トラックの荷台風なコンテナ。

よく見ると
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「JAPANESE NAVY ONLY」
JMSDFじゃないのかよw
海上自衛隊が日本海軍になってるw


時期が過ぎてるので、ホワイトビーチフェスティバルの関連詰め合わせ。

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人気者のオスプレイ(MV-22)。

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訓練用ターゲット。

ホワイトビーチフェスには、クルマ自慢も集結します。
その中からピックアップ。
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見てくださいこのランボルギーニ。アヴェンタドールですよ奥さんw

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アメリカの警察車両風カスタム。パトランプもばっちり。

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旧車會な車の中には、パトカー仕立ても。


2017年のホワイトビーチフェスティバル。艦船の展示は護衛艦せんだいと掃海艦チーフ(アメリカ)でした。

4月23日13時35分頃、ホワイトビーチに向かってくる船の姿が。
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せんだいの艦尾で見張りをしていた自衛官、来場者の指摘に「掃海艇じゃないかな?」
ここ勝連が母港の掃海艇、この日は港内に不在でした。「帰って来たのかな?」

しかし、それは掃海艇ではなく“レア物”でした。
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海洋観測艦「にちなん」。艦番号AGS-5105。
海流、海底の地形や底質、潮流、地磁気、水質など、各種作戦に必要な海のデータを調査する艦で、海上自衛隊には「わかさ」「にちなん」「しょうなん」の3隻かいます。3隻とも外形が違うので、これは「にちなん」と判別できます。

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掃海艦チーフ越しに、にちなん。入港しましたが桟橋に接岸せず沖合いに待機。

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にちなん搭載のボート(内火艇)がホワイトビーチに。

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艦尾のクレーンを動かすにちなん。

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「あたご」や「いずも」ならビッグなサプライズゲストですが、これまた通好みなサプライズゲストですねw
※ちなみに、その頃、沖縄の東の海上には空母「カール・ヴィンソン」がいたとか。


4月22・23日に開催されたホワイトビーチフェスティバルでの装備展示には、こんな目玉もありました。
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一見パトリオット(ペトリオット)のようですが、ミサイルの筒(キャニスター)がこれまで見てきたものと違います。
車体の塗装やナンバープレートから、航空自衛隊ではなく、嘉手納にいるアメリカ陸軍の第1防空砲兵連隊第1大隊(1-1防空砲兵大隊)というのはわかります。

ミサイルの筒の違いは、こちらと比較。
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自衛隊のPAC-3(2013年撮影)。
PAC-3は、ミサイルの直径が従来のペトリオットシリーズより小さいため、1つのキャニスターに4発を収納できます。
ところが、今回展示された発射装置では、キャニスターが細くなってます。

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23日夜、ホワイトビーチで展示されたこれが「米軍の新型多用途ミサイル発射装置システム・MMLが沖縄に配備されたのか?」という話が流れました。「キャニスターの数や長さがMMLとは違うし、陸戦用ミサイルも扱うMMLを沖縄の防空部隊に配備する必要性は?」「そもそもMMLは開発途中では?」と思ってたのですが…

「MSEでは?」という指摘。

弾道ミサイルへの対処能力があるものの、弾の直径が小さくなった分、射程距離が短くなったPAC-3。その射程などの性能を上げるべく開発されたのが、PAC-3のMSE。自衛隊も導入を決めてます。
情報を漁ってみると、確かにこの日ホワイトビーチで展示されたものと同様な発射装置がMSEとして出てきます。

いやー、とんだ大物ですよ。

ちなみに、今回展示されたミサイルは当然ダミー(イナート、INERT)ですが
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ダミーでも2種類のキャニスターというのが興味深いですね。


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初の護衛艦“乗艦”となった、せんだい@ホワイトビーチフェスティバル。

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艦首の76mm砲。
甲板上の規制線内で全景は撮れず。

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76mm砲を後方から。

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76mm砲と艦橋の間。近接防御用の対空ミサイル・RAMの搭載予定地といわれてますが、載せないまま一生を全うしそうで。

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艦橋右側から艦首を見る。
せんだいの前にいるのは、水中処分母船6号。不発弾処理でもお仕事してます。

[初護衛艦(2)]の続きを読む
ホワイトビーチフェスティバルで展示された艦船。
アメリカは掃海艦チーフでした。では日本代表は…
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護衛艦「せんだい」
あぶくま型6隻の4番艦。艦番号DE232。母港は舞鶴。

護衛艦を「見る」ことはありますが、「乗る」のは初めてだったりします(自衛隊の艦船全体であれば、初代しらせは乗ったことはある)。
入り口となってる後部の舷梯から乗りましょう。
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乗ったところは、近接防御装置(CIWS)ファランクス背後、

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そこから前側を向くと、対艦ミサイル。左右を向いて発射装置が1基ずつ。
発射装置1基にミサイルの筒が4本載りますが、この日は2本。

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艦尾側から艦首を向く。

[初護衛艦(1)]の続きを読む
ホワイトビーチで見た、掃海艦チーフからもう少しいろいろ。

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艦橋内部。

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モニター隠しに説明はグッドアイデア。

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艦橋右側から外を見る。
せんだい見物はもう少し待ってw

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食堂。
周辺には歴代の艦長や表彰された乗員とおぼしき写真も掲示されてました。

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食堂の一角に、食べ放題の店のドリンクバーみたいなw

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右舷外側通路にあった、先代の掃海艇チーフの経歴を印した銘板。
1943年に就役、マーシャルやテニアン、沖縄のほかに、朝鮮戦争にも参加。なお米軍退役後はメキシコで使われたとのこと。

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鉄道車両で言うところの、製造銘板。
ウィスコンシン州スタージョンベイの造船所で建造されたとわかります。

(おまけ)
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なぜ艦橋の上にエアロバイク?


ホワイトビーチフェスティバルで公開された、掃海艦チーフ。
乗艦して最初の「ようこそ!」の案内板が
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直訳としてもぐたぐだ過ぎやしませんかね。

しかも、これだけじゃない。
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機雷掃海装置の説明

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磁気掃海ケーブルの説明

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AN/SLQ-48の説明

すべてこの調子です。
日本人はもちろん、日本語をよく理解してるアメリカの将兵や軍事分野をある程度理解してる人からすれば「何これ?」
でも、何をやってるのか説明し、コミュニケーションを図ろうとしてる心意気は伝わってきますよー。


4月22・23日開催のホワイトビーチフェスティバル。展示艦船の記録。

まずはこの艦から。
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アメリカ海軍 掃海艦「チーフ」。艦番号はMCM-14。
アヴェンジャー級掃海艦14隻の最終艦で、1994年就役。母港は佐世保。
14隻建造されたうち、現役は11隻。
色が濃く見えるけど、これ逆光なので。ホワイトビーチで桟橋の西側に接岸してるから。

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掃海艦の任務は、艦船攻撃のために海中に仕掛けられた「機雷」の無力化。
そのための装備が、艦の後方にびっしり搭載されてます。

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その艦の後方にある、巨大なリール。何かというと…

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「MAGNETIC CABLE REEL」マグネティック・ケーブル・リール。
磁気反応機雷の処理に使うケーブルですね。
機雷の中には、船体の鉄(鋼)が持つ磁気による地磁気の変化に反応して起爆する磁気機雷があります。そんな磁気機雷には、このケーブルで磁場を発生させてドカン!
そのような性格上、掃海艦や掃海艇、機雷掃討艦などの機雷処理にあたる艦船は、船体をFRPや木材で造ってます。アヴェンジャー級は木製。

[掃海艦「チーフ」を見に行く]の続きを読む
2010年以来、7年ぶりのホワイトビーチフェスティバル。
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艦船展示は、自衛隊から護衛艦「せんだい」、米軍から掃海艦「チーフ」でしたが、その前に車両でぐっとくる展示がありました。

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LAV-R2。
アメリカ海兵隊で使ってる装甲車・LAV-25の装甲回収車仕様。

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回収車というのは、故障や戦闘で損傷した車両、鹵獲した敵車両を後方に移動させる車。
特にこの車は装甲車がベースの「装甲回収車」なので、前線付近での使用でも一定の防御力を持ってるのが特徴

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回収車ですから、何といってもクレーン。

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説明板。英語オンリーw


北朝鮮の不穏な動きに対応して朝鮮半島に向かっているといわれていた、アメリカの空母「カール・ヴィンソン」の艦隊。

しかし…

「みなさぁーーん、ぼかぁ今ぁ、インド洋にいまぁす」
(水曜どうでしょう的表現)

敵をだますには味方からなのかは知らんが、北朝鮮は節目で核実験はせず、ミサイルの発射失敗も「わざとでは」と言われる程。
いやー、戦わずして存在感を示すとは、お見事。
兵器の技術や戦略・戦術に変化があっても、空母の価値は大きいという証明ですな。


「シリアで政府軍が化学兵器を使用」の一報から、早い段階での攻撃に踏み切ったアメリカ。
(本当に化学兵器を使ったのかという点は今回は脇に置く)

今回のアメリカの行動を受けて、東アジアで緊張度が上がってます。もちろんホットスポットは北朝鮮。トランプ政権になっても弾道ミサイルのテストはするし、核実験の可能性も指摘されています。
そこに、シリアに対してアメリカがあの行動ですから、「北朝鮮が核実験を強行したら、アメリカが武力行使するのか?」というわけです。

アメリカは韓国との合同演習を終えて移動中だった空母「カール・ヴィンソン」を朝鮮半島方面に向かわせており、特殊部隊の支援用とされる船が那覇に来ていたりと、「やるのか?」と感じさせる動きがあります。
また、韓国の大統領選挙で有力視されてる、宥和的な人が当選・就任したら武力行使は難しくなるのではないかという見方もあります。

ですが、本当に今の段階で攻撃するのかな、という感じもします。
国内では「アメリカの空母強い」みたいな報道がなされてますが、米軍が空母1隻と現在日本・韓国にいる戦力だけで事を起こすのかな、と。横須賀にいる空母「ロナルド・レーガン」もメンテナンス中で今は動かない状態(だからこそヴィンソンを呼び戻したのかと)。
「やったらどうなるか、わかってるよね?」と見せつけてる段階なのでしょうか。
戦争を起こさず、力を見せることで相手の意志や行動を断念させるのも、外交の手段のひとつです。

それと、シリアと違って、北朝鮮にはアメリカに反撃する手段がある点にも注意。そう、弾道ミサイルです。
アメリカ本土やハワイに届くミサイルは「開発しているのでは?」というところですが、日本や韓国にいる米軍基地を狙えるミサイルは持ってます。グアムに届く可能性もあります。
弾道ミサイルの迎撃手段はあります。ただし、その隙間を突く可能性もないとはいえませんし、韓国に至っては最近ようやく米軍のTHAADが来たばかり。

戦争に至らずに危機的状況を回避・緩和できるのが1番、そうなってほしいところです。


事故率が突出というけど、クラスAの基準に照らすと、「死者は出てないし機体も全損ではないけど、損害額や修理費用が嵩んだ」という事例もあるのではないか、とね。
国内でなくてもオスプレイで何かあったら針小棒大に騒ぐ沖縄のマスメディア、けが人や死者が出ると大きく報じるのですが、そうでないとスルーしてしまうのかな?
それに、ハリアーと比べればまだ低い方。

そして、案の定

沖縄のマスメディアで、自身の言葉でオスプレイを欠陥機と言うのは琉球新報だけになって久しいけど、ここまで古い、間違った認識のまま煽り続けることができるなんてね。「ニュース女子」にどうこう言う資格ないな、新報は。


アメリカと韓国の軍事演習へのサインか?と最初はみられていた、3月6日の北朝鮮の弾道ミサイル発射。しかし、北朝鮮の報道で一変しました。

北「在日米軍攻撃部隊が参加した」

これまで韓国やアメリカを脅すことが多かったのが、今回は日本も標的にしてます。
撃ったミサイルは4発で、飛翔距離は約1,000km。そのうち3発は秋田沖のEEZ内に着弾。
今回はスカッドの射程延長型「スカッドER」では?と韓国軍が分析してます。今回の飛翔距離で在日米軍を攻撃するなら、三沢や沖縄には届かず横須賀はぎりぎりですが、岩国や佐世保は狙えます。ただしこれがノドンなら沖縄以外ほぼ射程圏内となり、テポドンやムスダンなら沖縄も攻撃できます。

日本を飛び越えたり同時複数発射の事例は過去にもあります。しかし、今回は比較的統制された動きで全弾飛んでるので、北朝鮮がかなり能力をつけているのがわかります。
弾道ミサイルに関して、以前から国連の経済制裁がなされてるのですが、着々とミサイル戦力を強化している北朝鮮。外交交渉もらちがあかない。ここまで来ると民生部門も制裁対象に含めて容赦なく締め上げるか、軍事オプションも検討が必要でしょうか。
ただ、軍事オプションは中国が嫌がるな。攻撃の末に北朝鮮が崩壊し、韓国主導で朝鮮半島が統一されると、米軍のいる国と国境を接することになるから。

さて、日本はミサイル防衛のさらなる強化、例えばTHAADや“陸のイージス艦”イージス・アショアの導入も検討されるのでしょうが、複数発射時の指揮管制能力や情報収集の強化も必要でしょう。そして、「元から断つ」攻撃能力も考えてはどうかな、と。
現在は攻撃役は日米同盟で米軍の役割となってますが、もしもの事態もあるはずですし。

ですが、 1番いいのは戦争にならずに問題解決。様々なアプローチを。


防衛装備庁のサイトに、2017年2月15日付で公開された

その2日後の2月17日、ロイターで

これが巷で「DEX」「30DEX」「30DX」とも言われる新型護衛艦なのでしょう。
現行の防衛大綱・中期防衛力整備計画(中期防)での護衛艦の新造は
あさひ型×1(平成26年度計画)
27DDH(イージス艦)×2(平成27・28年度計画)
新型×2
となっています。ロイターの報道通り「4年で8隻」なら、今の中期防で建造する計画の2隻よりも先に踏み込むことになりますが、複数年度の一括発注・契約も可能なので、融通は効かせるかと思われます。

また、公募の結果が決まっても、1社で独占建造とはならず複数社でやるようです。競争は必要ですが、建造できる場が潰れるのはね。
国内で近年護衛艦の建造実績がある造船所は長崎の三菱、横浜のJMU、玉野の三井(あきづき型で久しぶりの建造)だけですから。このうち1つでも撤退して、これはまずいと慌てて常石や新来島、サノヤス、名村あたりに1から護衛艦建造のノウハウを覚えてもらうのも大変です(先を見据えて得てもらうのはあり)。

[いよいよ「新小型護衛艦」始動か]の続きを読む
尖閣専従部隊が編成され、海上保安庁の中でも大規模な組織となった第11管区本部。
尖閣専従以外でも、2016年秋以降に巡視船の入れ換えがありました。

中城保安部の「くにがみ(PL-09)」が第7管区門司保安部に移籍、「くにさき」に改名。
那覇保安部の「もとぶ(PL-10)」が第3管区横浜保安部に移籍、「ぶこう」に改名。
石垣保安部の「よなくに(PL-63)」が中城保安部に移籍、「くにがみ」に改名。
新造船「もとぶ(PL-13)」那覇保安部に配備。
新造船「よなくに(PL-14)」石垣保安部に配備。
新造船「しもじ(PS-31)」宮古島保安部に配備。

このうち、新しい方の「もとぶ」、ようやくキャッチしました。
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那覇軍港の「いつものバース」にて。

この「もとぶ」、前の船と違いがあります。
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先代のもとぶ(写真左側)を比較に出してみる。

見た目の違いはこれ。
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武器が変わってます。30mm機関砲。先代は20mm6銃身バルカン。
くにがみ型巡視船のうち、最初の2隻と尖閣専従部隊分10隻はバルカンでしたが、その後は30mmに変更されてます。
先代もそんなに古くはないのに、なぜ30mmつきに交代したのでしょうか。やはり沖縄がいろいろホットな最前線なのでしょうか。

巡視船もとぶとしては5代目かな。
初代:しれとこ型のPL-105
2代目:おじか型(えりも型)のPL-08
3代目:はてるま型のPL-64
4代目:くにがみ型のPL-10
なお、海上自衛隊でもかつて輸送艦「もとぶ」がいましたが、現在は海自と海保で艦船名の被りを避ける傾向にあるので、自衛隊で使われる可能性は低いかと。


[5代目「もとぶ」]の続きを読む
2017年・平成29年の年明け早々、防衛装備庁から“プレゼント”な情報リリースが。


96式装輪装甲車の後継として、各種脅威に対応するために開発が進められていた、装輪装甲車(改)。その試作車両が公式サイトで公開されました。

公表されたスペックは
全長:8.4m
幅:2.5m
車体高:2.9m
乗車人員:11人
重量:20t

サイト上の映像を見ると
○人員輸送
○通信(82式指揮通信車の後継想定?)
○施設科(地雷敷設車両を牽引)
の3形態のユニットを想定してる模様です。

まず見た目の印象ですが、「ごつい」。
キャタピラ(無限軌道)を使う装軌式の装甲車よりは手頃といわれていた装輪式も、近年は防御などの理由で重厚になってますからね。
2014年のユーロサトリで公開された、三菱重工業が自主開発してる装甲車、別名MAVと比較すると、幅が道交法を考慮した2.5mな分スリムに見える位か。(MAVは幅が広い16式機動戦闘車がベース)

V字形の底面など防御を考えてるのはいいけど、それなら中の座席も爆発時の衝撃を緩和できるタイプにできないか?…と思ってる人、結構いそう。

これからどのように仕上がってくるか注目の一品です。