あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
緊張が続く北朝鮮情勢。
今度はアメリカのトランプ大統領の国連総会での「ロケットマン」演説など、言葉の応酬になってますね。

その応酬の中で、金正恩委員長の「声名」を受けた、北朝鮮の外務大臣の発言が世界をざわつかせてす。
「太平洋で核実験」

これまでの北朝鮮の核実験はいずれも地下で実行したもの。太平洋でとなると、長いこと実施されてなかった、大気圏内での核実験。
北朝鮮は太平洋に領土がないので、やるとしたら弾道ミサイル。そしてそれを実行すれば、「第五福竜丸」が再び発生しかねません。

ですが、大気圏内でできるのか、という見方もあります。
フジテレビの解説委員・能勢伸之さんの説では、大気圏外での爆発もあるのでは、ということです。
弾道ミサイルを構成する部品のうち、核弾頭を収納する「再突入体」は、宇宙空間から大気圏内に入る際の超高温や振動に耐える能力が必要です。北朝鮮は弾道ミサイルの発射はできてるが、核弾頭を搭載した再突入体の技術をものにできているか、というわけです。
今の北朝鮮なら、誇示すればOKでそのような手段をとってもおかしくないでしょう。

問題は、高高度での核爆発だと「電磁パルス(EMP)」が電気や通信などに悪影響を与える可能性があります。
場合によっては、北朝鮮もパルスの影響を受けかねないのですが、やるのかな?
いや、いつも合理的な思考をするとは限らないからな。

もしかすると、ネット上で見たけど
「弾道ミサイル発射と核実験を同時にやる」
という展開も考えられます。

てか、どっちにしろ迷惑。北朝鮮ええ加減やめてもらえんかね。


「それが答えか」

弾道ミサイルの日本またぎ発射と核実験を立て続けに実施した北朝鮮に対し、国連の安全保障理事会は制裁を全会一致で採択しました。
それから間もなく、北朝鮮はまた弾道ミサイルを発射しました。
「また」朝に。
「また」火星12を。
「また」日本をまたいで。
しかも、飛翔距離は8月29日よりも1000km程度伸びた約3,700km。発射方向は北海道の南側から太平洋ですが、距離で見るとグアムまで届きます。

採択から約1日での発射。安保理に諮ろうとしてた頃から準備してたのかな、とも思えます。ですが、これだけ明確に当て付けかのようにやるということは、解決するには

北朝鮮の要求をすべて呑むか、軍事力で北朝鮮を叩き潰すか

の様相が強くなってきたような感じがします。
日本の独自外交はもちろん、中国の仲介も効くかは困難ですし(何かと渋る中国だけど、制裁してる分野もある)。

「その時」と「その後」に備えるとともに、「その時」が来なくても緊張状態が続く間の備えも要るはず。


防衛省の2018年度予算、概算要求が出ました。
沖縄関連だと、宮古島と石垣島への陸上自衛隊の配備に向けた予算や、「離島防衛用」の冠がついたミサイルや滑空弾の開発が注目どころですが、このタイミングで注目の話が出てきました。

(2017.9.6:沖縄タイムス)

宮古島で警備部隊を配備する駐屯地のうち、射撃訓練場と地対空・地対艦ミサイルを置く弾薬庫は決まっていない状態です。当初予定していた島の北東部にある「大福牧場」付近は、地下水源に近いことから、配備を容認していた市長も反対、かわりの場所を探しているところでした。

その場所は、島の南東部の保良にある採石場。
上記記事によると、結構前進しそうですね。既に不発弾置き場として使ってるし、くぼ地状なので弾薬庫にしやすいと。地権者が採石場オーナーとその親族というのも、交渉のしやすさではあるのでしょうが、そこは進め方や額にもよるので今後の展開に注意。

また、駐屯地のメインとなる千代田カントリークラブは売買交渉が成立しました。
弾薬庫も含めて一歩前進ですね。


ミサイルに続く挑発。9月3日、北朝鮮が「核実験を成功させた」と発表しました。

今わかってることをおさらい
▽実験場所は北東部の豊渓里(ぷんげり)。
▽爆発によるとされる揺れはマグニチュード6前後。中国でもわかったとか。
▽推定威力は、これまでの核実験どころか広島や長崎に投下された原爆を大きく上回る模様。
▽実験弾頭は原爆をブーストに使う水爆か。

これまでの北朝鮮だと、「本当の威力はどれ程か」「爆発物は作ってもミサイルに載るのか」など額面通りに取れるのかという面がありましたが、本気でここまで来たといえるのではないでしょうか。
ここまで来ると、キューバ危機の再来でしょうか。いや、もっとたちが悪いかも。

北朝鮮の目的は何か。
自国の体制保持?
武力を背景にした朝鮮半島統一?
あるいは…?

日本がどんなに望まなくても、戦争に巻き込まれる事態が発生するのでしょうか。
かと言って、戦争を回避するために北朝鮮の要求を呑んたとしても、北朝鮮がおとなしくなる保証はありません。また、北朝鮮の要求を核保持のまま呑むことは、核不拡散の取り組みが形骸化しかねず、世界規模で不安定化するリスクが高くなります。

とはいえ、過剰に恐れると北朝鮮の思う壺。
一連の弾道ミサイルに核実験は、日本や韓国などをアメリカ側陣営から引き離す狙いも否定できません。
過剰に恐れず、備えることですね。


日本またぎは5回目、予告なしのまたぎは2回目となる北朝鮮の弾道ミサイル。
今回のミサイルはどのようなものだったのか。現時点でわかっているもののまとめです。

◆発射地点:平壌近郊の順安空港(平壌国際空港)
◆飛翔距離(水平):約2,700km
◆ロフテッドではなく、スタンダードな弾道での発射
◆最大到達高度:約550km
◆飛行時間:約14分
◆着弾地点:襟裳岬の東約1,180kmの太平洋
◆発射翌日に北朝鮮が「火星12」と発表

火星12の発射は2017年5月以来。前回は到達高度約2,111km、飛翔距離約787kmとロフテッド軌道での発射でした。2,700kmの飛翔距離は、弾頭重量1トンの状態で想定されてる射程3,000kmより短いです。この飛翔距離は元々なのか、トラブルによるものか、何らかの意図(政治的?)なのかはわかりません。

何らかのトラブルで飛翔距離が2,700kmに留まったとしたら、トラブルの発生段階によっては領土・領海に落ちる可能性があったといえます。弾頭に爆発物がなかったとしても、ミサイルの燃料や推進材に含まれる有害・有毒物質という注意点があります。
ただ、北朝鮮が考える所定の能力を得たものだったり、飛翔距離を任意に設定できるとしたら、これも厄介な話です。

また、今回の発射は日本を意識したものでもあったようです。
8月29日は、1910年の日韓併合の条約が発効した日。発射の声明でも完全に挑発しています。

この状態では、対話で解決を図ろうにも非常に難しいです。ましてや「日本の独自外交」で対話をしては、北朝鮮の思う壷。アメリカを主要な相手(主敵)としつつ、時折日本や韓国を挑発するような言動をはさむのは、連携の分断を図る「デカップリング」という策。仮に日本が単独で大幅な譲歩をして危機を回避させようとしても、それで回避・終息できる保証はありません。
実際、1990年代の半島危機後に6か国協議(6者協議)の枠組みを作ったものの、何の成果も残せなかったのですから。

大幅譲歩でも止む保証はない。そうなると、残される選択肢は戦争しかないのか?
弾道ミサイル防衛以外にも、いろいろな「もしも」を意識せざるを得ない難しい時代です。
だからこそ、よく考えないとね。




あの「エヴァっぽい画面」のアラートが鳴りました。
2017年(平成29年)8月29日、北朝鮮の発射した弾道ミサイルが、北海道南部を飛び越え、太平洋に着弾しました。襟裳岬の東1180kmとされてます。

alart201708290602.jpg
この「国民保護に関する情報」の画面、北朝鮮が「人工衛星の打ち上げ」と称して沖縄上空を通過するコースで撃った時に見て以来ですね。
ただ、沖縄上空を通った時は人工衛星という名目で各所に予告していたもの(それでも国連安保理決議違反)であり、予告なしの日本飛び越えは1998年のテポドン以来。また、「国民保護に関する情報」は沖縄以外では初の発動になった模様。

2017年も各種弾道ミサイルを発射し、8月に入るとわざわざ上空を通過する日本の地名を列挙(その割には愛媛を忘れる)してまで「グアムを狙える」と声明を出した北朝鮮。
アメリカと韓国の軍事演習が始まりどうなるのかいう局面。数日前には短距離の弾道ミサイルの発射もありました。そして29日の1発。

グアム周辺ではなく、北海道の東。今月に入ってからの“挑発”とは違いますね。
挑発はしたけど、まともにグアムの周辺を狙うとアメリカとの一触即発になるので避けたようにも見えます。また、今回の発射地点は首都に近い平壌国際空港(順安空港)周辺とみられており、そこからグアムに向けて撃つと韓国をまたぐので、こちらも一触即発。戦争は起こさずにメッセージを出そうと考えたのでしょうか。
ちなみに今回の飛翔コースはハワイ狙いのルートに近いです。

とはいえ、こんなメッセージの出し方は迷惑極まりない。
ミサイルが通過した北海道の住民、Jアラートが鳴った地域の住民の心中はいかに。
自分のいる沖縄は鳴ったことがあるので、どのようなものか理解はしてますが、その時は予告があり、離島に迎撃用のミサイルを展開させる時間もありました。ところが、今回は予告なしの突然のアラート。これが飛翔中に何らかの不具合が発生し領土・領海に着弾したらただでは済まされません。不具合がなく北朝鮮の想定通りに飛んだとしても、コース付近に民間機がいたら、着弾地点に船がいたらどうなったか。

いい加減、挑発はやめないと。
北朝鮮は、情勢をわかってるのか、わからないのか。


ネット配信ニュースチャンネル「ホウドウキョク」の軍事系専門番組「能勢伸之の週刊安全保障」。8月25日分で終了しましたが…。

gunken201709.jpg
軍事・安全保障系専門誌「軍事研究」の2017年9月号。
この号の掲載記事、週刊安全保障と縁のある方が多数登場、記事書いてるんですよね。

(掲載記事※敬称略)
能勢伸之(番組MC):弾道ミサイルを捕捉「早期警戒監視衛星」アメリカ宇宙配備センサのすべて
井上孝司(ゲスト出演):軍事と鉄道(6)狙われる運輸、交通の大動脈
菊池雅之(ゲスト出演):日仏英米共同訓練(ほかに表紙写真やコラム「ワールドインフォーカス」も)
小泉悠(ゲスト出演):日本の北方領土もからむロシアの外交戦略 北朝鮮の「核クラブ」入りを認めるのか
石川潤一(航空関連の裏方情報担当「黒衣」):最高の敵基地攻撃機「EA-18Gグラウラー」

さらに、番組視聴者の中でも補足情報や指摘を提供する「因幡のよっちゃん」が紙メディアデビュー(誌面では本名表記なので伏せておく)
現役大学生(おそらく自分より10歳以上年下)なんですが、よく勉強しているなと感心です。

…実質「紙の週刊安全保障」じゃないですか。
(そういえば「紙のプロレス」というプロレス・格闘技雑誌があったなぁ)
おすすめです。


中国の爆撃機が沖縄周辺をほいほい飛ぶようになった昨今、いかがお過ごしでしょうか。
その爆撃機、8月24日にえらいコースで飛びました。

沖縄本島と宮古島の間を通過
紀伊半島付近まで北上
折り返す
本島と宮古島の間を通って中国に戻る

いやー、実に煽るルートですねぇ。これまで中国軍の爆撃機が沖縄周辺や本島・宮古島間を飛ぶ時は
▽台湾を囲むような感じ
▽グアム方面往復
な飛行ルートが多く、台湾に対する圧力や「沖縄は庭」「台湾に手を出すなよ。沖縄どころかグアムも狙えるぞ」という、アメリカや日本に対する中国のメッセージのようでもあります。
実際、中国の高官や軍関係者が「日本は慣れるべき」といった発言をする程。

それが、沖縄どころか紀伊半島まで寄ってきたわけです。
デモンストレーションとも情報収集ともとれる行為。この飛行の少し前の8月16日に、東シナ海で自衛隊のF-15と米軍のB-1が共同訓練をしたことへの意趣返しか?
これがこの1回で終わるとは思えません。ロシア空軍がソ連時代からやっている、爆撃機や哨戒機で日本周辺を長距離・長時間飛ぶ「東京急行」のようなフライトを、中国もやろうとしてるのでしょうか。
「日本は慣れるべき」を、身をもってわからせようとしてるのでしょうか。

弾道ミサイルの北朝鮮に脅威の焦点がいきがちですが、中国も用心を。


フジテレビのオンラインニュースチャンネル「ホウドウキョク」で放送(配信)されている軍事系専門番組「能勢伸之の週刊安全保障」が終了ということで…。

番組で紹介された、自分の撮影した写真をまとめておきましょう。

まずは
futenmaflf2015.jpg
2015年6月の普天間基地「普天間フライトラインフェア」。
オスプレイの写真も出たんですが…

futenmaflf2015_fa18_001.jpg
話題の中心は、このFA-18D。
機首下にカメラなどの偵察システムを搭載してる機体でして。

futenmaflf2015_fa18_002.jpg
番組内では岡部いさくさんがこの装置を図で解説してました。

次は2016年11月
nahariku2016-nbc01.jpg
この年、那覇の陸上自衛隊第15旅団に配備されたNBC偵察車。
那覇駐屯地「陸自祭」にて。

2016年12月
nahaab20161211-lr2-01.jpg
航空自衛隊那覇基地「美ら島エアーフェスタ」関連のうち、採用されたのは陸自のLR-2連絡機。
このような機体に注目するのも、週刊安全保障らしいというか。

2017年4月
wbfes2017_pac3mse01.jpg
ホワイトビーチフェスティバルに登場した、見慣れないミサイル。
番組視聴者クラスタでも「何だこれは?」と話題になったこれは、パトリオット対空ミサイル(MIM-104)の最新版、PAC-3MSEとのこと。アメリカ陸軍もしれっと大物出すねぇ。

直近は2017年7月。
millinocket20170713naha-02.jpg
那覇軍港(那覇港湾施設)に来た、アメリカ軍事海上輸送コマンドの高速輸送船「ミリノケット」。軍隊はロジスティクスも大事

沖縄在住視聴者としては「角材」さんとともに、沖縄特派員かという位にいろいろ採用していただきました。ありがとうございます。






「DEX」「30DX」と称され、様々なイメージ図が出ていた、平成30年度(2018年度)から調達計画が進められる海上自衛隊の新型護衛艦。はつゆき型、あさぎり型、あぶくま型の後継となります。

防衛装備庁から、契約業者決定のリリース(PDF注意)が出ました。

概要は…
◆ジャパンマリンユナイテッド、三井造船、三菱重工が提案。
◆1番評価の高い三菱重工が主契約者に。
◆三井造船も下請として建造に参画。
◆基準排水量3,900t。
◆全長130m、最大幅16m。
◆最大速力30ノット以上。
◆主機はMANの12V28ディーゼル2基とロールスロイスのMT30ガスタービン1基(CODAG)。

30dx-kettei.jpg
(防衛装備庁のPDFから)
◆62口径5インチ(127mm)砲、VLS、対艦ミサイル、SeaRAM搭載、
◆水中無人機(UUV)・水上無人機(USV)搭載。
◆多機能レーダーや各種センサーは塔状構造物に。

大きさについては「基準排水量3,000t台」といわれてたけど、3,900tったら3000台の上限ぎりぎりまできましたね。はつゆき型どころかあさぎり型も越えるね(全長はあさぎりが137mと長いが)。満載排水量にすると5,300~5,800t位か。
最大速力は 40ノットを目指すともされましたが、抑えてきました。調達コストの低減も重要なので、取捨選択をしたのでしょう。

UUVなどを使う対機雷戦の能力は、当初いわれていたように盛り込まれました。てか、機雷敷設もやるのか。

この護衛艦で議論の中心になったのは、武装。コストや大きさ的にどの程度まで搭載するのか。これまでに出た予想図では「5インチ砲、CIWS、機銃」程度のものが多かったのですが、蓋を開けたら対艦ミサイルにVLSと、結構載せてきましたね。
ただ、これに関しては初期建造分では「一部は後日装備」にするのもありそう。そのような調達の可能性を示唆した記事もありました。

この計画が表面化して以降、アメリカの沿海域戦闘艦(LCS)とよく対比されました。「DEX/30DX」でも、LCSと同様に任務に応じた装備の積み換えの可能性が言われてました。
しかし、LCS搭載用装備の開発の遅れに加え、計画当時と現在の環境の変化が、LCSを使いにくいものにしています。
そのあたりも反面教師にしたのでしょうか。今回採用された三菱重工案護衛艦は、無難にまとめた印象です。

もちろん、今後様々な変更があるかもしれません。
目が離せないですね。

[余談]
これだけ大きくなると、名前はDE系の河川(例:きたかみ、ちくご)ではなく、DD系の天象気象(例:ゆうぐも、ふぶき)になってもおかしくないな。
でも、大量建造だと天象気象系では不足しそう。
24隻建造された旧海軍の吹雪型駆逐艦は、雪系統だけで名前を揃えずに「雲」「霧」「波」「音」「光」系の名前が混在してたし。


国内で軍事・安全保障に関心がある人なら、見たことがあるはず。
フジテレビが手掛けるネット上のニュースチャンネル「ホウドウキョク」で放送されている番組「能勢伸之の週刊安全保障」。
8月25日で最終回とのこと。

普段から軍事や安全保障に関して情報を拾うべくアンテナを伸ばしてますが、わからない分野があったり、新聞や地上波のテレビ、一部の紙メディアではいい加減な情報や出鱈目が流れていたりと、なかなか苦労します。
そんな中、この番組は重宝しました。 外交方針から個々の兵器のスペックまで幅広くカバーし、それでいて戦争・紛争の一面も伝える。
また、“アシスタントという実質MCかつ素人代表”の2人、初代・小山ひかるさん、2代目・千代島瑞希さんの素人目線な質問というのも重要な要素でした。「知っている」立場にいるとつい専門的に喋りがちですが、難しい話をどのように伝えるかも必要ですから。ましてや、新聞と地上波のテレビだけ見てたら、おかしな方向に流される可能性がありますから。
また、“素人”が番組を通して成長していく過程も見物でした。

最近はSNSを通して視聴者の声を拾う番組が増えてます。しかしその大半は画面の下に流すだけ。その点、週刊安全保障は本気度が違いました。
本番中に質問を拾って答えるのはもちろん、情報をリクエストしたり、前回放送分での不明点や間違いの指摘を拾ってフォローしたり(放送時間の冒頭約20分はこれに費やされる程)。
視聴者の参加感や双方向性が高い番組だったのではないでしょうか。
その双方向性故に、ほかの視聴者から見識を得ることもありました。

2015年の放送開始時から見続けてまして、ツイートや写真が採用されることもありました。
futenmaflf2015_fa18_002.jpg
これとか

nahaab20161211-lr2-01.jpg
これとか

wbfes2017_pac3mse01.jpg
これとか

番組の公開イベントに
weeklyampo20160925-02.jpg
行ったことも(2016年9月・全日本模型ホビーショー@東京ビッグサイト)

能勢さんの定年退職が迫っていて「今後どうなるのか」と考えていたところに、突然の終了告知。驚きと惜しむ声の数々。

出演者とスタッフへ感謝。
最後までお付き合いしますよ。


護衛艦しまかぜ@中城湾港

ddg172shimakaze201708-06.jpg
制服ファッションショーあと、撮影で賑わうヘリ甲板から。
この型って、後方が特徴的ですね。
ddg172shimakaze201708-07.jpg
対空捜索レーダー、5インチ砲の射撃指揮装置、近接防御(CIWS)のファランクスが濃密に固まってる構造物。
1980年代生まれなのに、対空レーダーが古いタイプ(OPS-11)というのも味わい深い(運用する方は苦労もあるか?)

ddg172shimakaze201708-harpoon.jpg
煙突近くのハープーン対艦ミサイル。

ddg172shimakaze201708-08.jpg
マストまわり。

ddg172shimakaze201708-09.jpg
今頃になって艦首からの写真。

ddg172shimakaze201708-10.jpg
最後は旭日旗と。


中城湾港での護衛艦「しまかぜ」一般公開。

後部のヘリ甲板では、ちょっとしたショーがありました。(内容は5日の分)
ddg172shimakaze201708-show01.jpg
これは曹士によるラッパ実演。
来場した子に「出港用意」「入港用意」のコールをさせてラッパを鳴らす場面も。

ddg172shimakaze201708-show02.jpg
立入検査隊が登場。
個人装備展示の場面。拳銃は模擬かな?

[しまかぜが来た(3)]の続きを読む
オーストラリアでのオスプレイの墜落事故。
(現時点では状況がわからない点があるが、基地反対派やオスプレイ反対派の検索にひっかかりやすいように、敢えて墜落と表記)
普天間の部隊所属ということで、早速ホットなニュースになってます。

まずは、県内主要メディア(新聞2・放送3)の初出のニュースを確認。






どこも変わらずの騒ぎっぷり。
初出で緊急着陸を事故にカウントしてしまった沖縄タイムスは、指摘があったのが以後そのような表現はしてない模様。
そして、琉球新報は相変わらず欠陥機扱い。ほかのメディアでは誰かの発言として「欠陥機」という言葉が出ることはありますが、マスメディア自身が欠陥機と言うのは、もはや新報程度。8月7日の社説でも「欠陥機と言わずして何と言おう」とのこと。

いつまで欠陥欠陥言うのでしょうか。

[相変わらずの「欠陥機」扱い、人命への配慮がない知事]の続きを読む
オーストラリアで訓練中だった、普天間基地所属の米軍のMV-22(オスプレイ)の事故が発生しました。

現状わかってることを整理しましょう。
◆オーストラリア軍との合同演習中。
◆事故当該機はVMM-265(普天間の「竜」の方の部隊)
◆揚陸艦に着艦しようとして発生(当初は強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」ではないかという報道もあったが、どうやらドック式の「グリーン・ベイ」の模様)。機体は海に転落。
◆事故発生時26人が乗っていて、23人を救助。3人は行方不明だったが、死亡したと8日に海兵隊が発表。
◆アメリカ海軍安全センターは事故分類で「グラスA」に分類。

死亡した3人のマリーンにお悔やみ申し上げます。
オスプレイが飛ぶ島の住民として、原因の究明と安全の確保をお願いしたいところです。

さて、現時点では着艦しようとして発生したもので、状況からすると「墜落」と言えそうだし、でも着艦失敗事故となるのかな、という感じです。
ただ、まだわからないこともあるので、続報待ちですね。


これに関する、沖縄を中心とした諸々は別枠で。
(まだ固定観念に縛られてる人や、トップのゲスい発言とか)


中城湾港での護衛艦「しまかぜ」一般公開。

ddg172shimakaze201708-02.jpg
艦内の隊司令と艦長、副長、先任伍長の写真。ディスプレイは簡素だけど、写真の背後に旭日旗って何だかアメリカンスタイル(アメリカではこの手の写真で背後に星条旗というのはよくある)。

ddg172shimakaze201708-03.jpg
艦橋上から。
対空ミサイルの発射装置から弾(ダミー)片付けたあとですね。

ddg172shimakaze201708-04.jpg
艦橋上の、対空ミサイルの射撃指揮装置の台座。
左側のプレートには「許可された者の外 方位盤への立ち入りを禁止する」。しっかり管理されてます。

ddg172shimakaze201708-05.jpg
操舵室内。意外と古めかしいね。


台風が向かってる?で開催されるか危惧されていた、沖縄のあるイベント。
無事開催されました。それは…

ddg172shimakaze201708-01.jpg
護衛艦「しまかぜ」一般公開@中城湾港
8月5・6日の2days。
広域防空用の対空ミサイルを持つ「ミサイル護衛艦」の中で、イージス艦のひとつ前の世代にあたるはたかぜ型の2番艦。1988年(昭和63年)就役の、海上自衛隊ではベテランな方かな。

まずはこのフネを象徴する装備から。
ddg172shimakaze201708-mk13sm1.jpg
対空ミサイル・SM1-MRとその発射装置・Mk13mod4。ミサイルはシリーズ名の「スタンダード」としても知られてます。
ミサイルの発射装置として現在主流のVLSと比較すると、連続発射能力など劣るところはありますが、動きがわかりやすいので一般受けはいいですね。乗艦直後に動作展示をしてましたが、注目の的。

動きがわかりやすいといえば、これも。
ddg172shimakaze201708-asroc.jpg
対潜ミサイル・アスロックの発射装置。
ぐりぐり動いてました。

ddg172shimakaze201708-asroccharge.jpg
アスロック発射装置の後方、艦橋下にある次弾装填装置。

ddg172shimakaze201708-mk425inch.jpg
しまかぜは艦の前後に砲があります。これは前の方で動作展示中。
自衛隊としての名前は「73式54口径5インチ単装速射砲」ですが、元々はアメリカで開発された「Mk42」。その国内ライセンス生産物です。
今ではこれより新しい砲が増えて、2017年8月時点で自衛隊でMk42(73式)を搭載しているのはしまかぜとはたかぜの2隻だけとなりました。


沖縄関連の軍事情報をウォッチしてる人なら、平安名純代という方を知ってる人もいるはず。
アメリカ在住のライターで、沖縄タイムスの通信員として基地案件に関連するアメリカサイドの情報の記事も書いてます。

一方で、問題のある記事も書いてくる、要注意人物です。
アメリカ本国で住民の声を受けて夜間飛行訓練を一時中止したのを「住民の声でオスプレイの訓練を止めた!」と書いたのもこの方。

さて、平安名さんの最近の記事から。
沖縄にも訓練に来るようになった、岩国のF-35B。そのF-35Bが沖縄で空中給油訓練をやったという記事が7月10日に出たんですが、これ、誤報の可能性が高いですね。

記事で根拠として出ている、アメリカ太平洋軍の公式サイトのニュース。
6月26日と27日に嘉手納で「FARPの訓練を実施した」というリリースがあります。タイムスの記事中にある訓練の実施日と一致してます。
太平洋軍のサイトにある「FARP」は、Forward Area Refueling Pointの略。直訳すると「前方地点での給油」でしょうか。
前線に近い場所などで、地上に降りて給油機から給油を受ける作業のことです。給油トラックなど設備が用意できてない遠征先や前線近くでも給油できるメリットがあります。
今回のFARP訓練は、嘉手納基地で海兵隊のF-35Bが嘉手納所属の空軍のMC-130から給油を受けるというもの。

あれ、空中給油ではないですね。
「Air Refueling」「Air-to-Air Refueling」といった、空中給油を示す単語はニュースリリースのどこにもありません。

これはやっちゃいましたね。
空中給油訓練をやってる可能性は否定しません。
しかし、今回の記事の根拠となったリリースでは、どこにも空中給油とは書かれていません。
しかも平安名さんは空中給油という言葉から、2016年12月に発生した空中給油中のオスプレイの事故(一部識者や基地反対派は墜落と言う)にまで言及、それを連想させています。しかし、今回のF-35Bの訓練は空中給油でないので、このオスプレイの事故のくだりは不安を煽ってるともとれます。
ニュースリリースを誤読してしまったとしても、何やってるのかな、これだけ米軍に関する取材活動をしていてこの程度もわからないのか?な感じです。

タイムスの記事の中でも、特に平安名純代さんの記事は要注意。


米軍の那覇港湾施設、通称那覇軍港。
2017年7月13日、ここに見慣れないフネを発見。
millinocket20170713naha-01.jpg
巡視船「いらぶ」の奥に見える、メタリックなグレーの奴。

millinocket20170713naha-02.jpg
アメリカの高速輸送船「ミリノケット(Millinocket)」。
輸送や補給などでアメリカ海軍の任務を支援する軍事海上輸送司令部(MSC)の所属。
同型12隻の配備に向けて建造が進むスピアヘッド級の3番船。艦種記号は当初は計画時の名称由来の「JHSV」でしたが、2015年9月に「T-EPF」に変更されてます。
Expeditionary Fast Transport(直訳すると「遠征高速輸送」?)からきてるかな、と。

millinocket20170713naha-03.jpg
那覇軍港でよく見る輸送船といえば、米軍が民間企業(ミリノケットを建造した造船所の親会社)からチャーターしていて、在日米軍の支援をしてる「ウエストパック・エクスプレス」が定番。ドック入りだったのかな?
調べてみると、ミリノケットは過去にも那覇入りしたことがある模様。

なお、ここに出した3枚のうち2枚は、ニュースチャンネル「ホウドウキョク」で7月14日放送の「能勢伸之の週刊安全保障」で採用されました。


6月12日の週に、幕張メッセで防衛見本市「MAST ASIA」がありました。
現地見学者の報告に「これは…」な一品。


三井造船の展示に、新型揚陸艦プラン2種類。
オーソドックスなLPDと、強襲揚陸艦のLHD。
「多機能艦艇」と称する揚陸艦、自衛隊的な言い方だと輸送艦が検討されてますが、それに対する三井の回答でしょうか。LHD案だと、フランスのミストラルっぽくもあります。
建造予算の計上には至っておらず、現行の中期防衛力整備計画(平成26~30年)に盛り込まれてもないので、このプランのまま形になるかもわかりません。しかし、非常に興味深いものではあります。