あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
(このネタは、4月8日夜の連続ツイートをまとめ、加筆したものです)

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沖縄再開発シリーズで取り上げてる物件に関して、先行きが…いや、別の方でも火がつきそうな情報。
(だからカテゴリーは沖縄再開発ではなく政治ネタ)

沖縄の建設業最大手・國場組と琉球新報の関係が悪化しているとの噂を耳にしてはいたんですが、確たる情報も状況証拠もなかったんで、傍観してました。そこに、こんな話が出てきました。

琉球新報と國場組が全面戦争!(2016.4.6:狼魔人日記)

だが、これだけではまだわからないので調べてみたら、明らかな変化を確認できました。

琉球新報から映画の広告が減ってた。

沖縄の映画館は大きく分けると、那覇の「桜坂劇場」、宮古島の「パニパニシネマ」、そして國場組系列のシネコン4施設とミニシアター1館運営の「スターシアターズ」。このうち新聞に広告を出してるのは桜坂とスターシアターズですが、4月1日以降、スターシアターズの映画館で上映してる映画の広告が琉球新報に載ってないんです。
そこで遡って琉球新報を見ると、3月18日の映画広告の脇に
「4月1日から映画の時刻表掲載を休止」
という趣旨のおことわりが載っていて、このあと3月31日まで「おことわり」がついた状態が続きます。
そして4月1日の琉球新報。スターシアターズ分の映画、時刻表は載っているけど、一緒についてた上映作品の広告がなくなった。桜坂劇場は引き続き載ってるので一見わかりにくいが、よく見ると気付くはず。バットマンvsスーパーマンなど最新人気映画がないからね。今日も時刻表だけだったかな。

掲載休止おことわりの脇に「最新情報はwebで」みたく書いてたので、琉球新報だけを読んでると「新聞広告やめるのか、時代の流れかな」と感じるかもしれません。
しかし、沖縄タイムスは休止のおことわりはないし、4月1日以降も映画広告は載っている。ここまでわかると「おや?」となりますね 。

そこで先程紹介したblogの記事。琉球新報が新本社ビルの建設で國場組との契約をドタキャンして、國場組のライバルの金秀建設と契約したが、これには参院選が影響してるという内容。一瞬なぜ参院選が?だったけど、当該ブログ記事以外でも「おや?」な動きを確認できました。



少し遡って2016年1月。
宜野湾市長選で、普天間基地の辺野古移設、所謂辺野古新基地に反対する「オール沖縄勢力」の候補が負けました。その時候補者の選対本部の仕切り役が、オール沖縄勢力が参院選で擁立すると決めてた人、伊波洋一。これが勢力内で責任論も含めて火種になりました。
選挙後に不満を示したのは、県政与党の一部やオール沖縄に賛同する経済界。実は参院選のオール沖縄候補選定協議には、金秀建設を擁する金秀グループも参加しており、金秀は実質オール沖縄勢力の経済界サイドの一員。新入社員研修で辺野古のゲート前で反対派から勉強とか抗議活動をする程。

しかしこの一悶着は、3月9日に参院選のオール沖縄候補は伊波さんで変更なしと決着しました。
先のblogでは「琉球新報の新ビル建設で金秀とバーターした」ということだけど、どこが主導したのかはわかりません。ただ、3月9日の決定から3月18日の映画広告休止告知までを考えると、何か臭う。

ここまでの流れを見ると、國場組がキレる構図になるのはわかります。
ただ、工事契約主体である琉球新報が、オール沖縄勢力の求めに応じて國場組を切り金秀建設に変えるのか…という点。本当なら、報道機関がこのようなことをやっていいのか?という疑問が生まれます。
オール沖縄勢力の要請を受けて変えたとしても疑問・問題点があるんですが、これがもし琉球新報が主体的にバーターをやったとしたら…。新報主体のバーターでなかったとしても、

文春さん新潮さん出番ですよ!案件

と思えます。沖縄の既存マスメディアでこれだけの物を扱えるかわからないからね。朝日ジャーナルがかつて「山形のドン」山形新聞・山形放送の服部敬雄社長の特集記事を出した時のようなイメージで。

あと、琉球新報と國場組の新本社ビルの契約形態がどうだったのか。
仮契約か本契約か、契約を切る条項がどうか。違約金はどうか。これは一介の市民には知る術はありません。ただ、建設前に必須な旧ビル解体の工期は3月31日までだったから、参院選をめぐる一悶着から決着、映画広告休止告知と照らし合わせると、ドタキャンと窺えます。
ryushin-izumizaki201603-03.jpg
(2016.3.14撮影)

そして、この件は政治的要素以外でも気になる。最初に言ったように、ここは「沖縄再開発シリーズ」をやっていて、琉球新報の新本社ビルもこの対象。この一件で着工・工事の遅れや何らかの影響も考えられるからね。

連続ツイートの最中に
「今の天久の本社ビルはどこが請け負ってたんだろ」
「そこが金秀なら継続という話もありそう」
という質問があったので、こちらも調べてみました。

出ました。
2014年9月11日の沖縄建設新聞ネット版
現在の建て替えか?の一報の中で、天久のビルが
設計:国建(沖縄の建設設計企業)
本体建設:國場組、金秀建設、大城組のJV
と出てました。金秀はJV(ジョイントベンチャー=複数の企業が組んで施工する。共同企業体ともいう)の一員として関与してたようです。
今回は「國場ドタキャンで金秀」という話ですが、元の契約が単独かJVかは、現時点では不明です。

スキャンダルとして炎上するのか。
時が過ぎ何事もなかったかのようになるのか。
今後の展開は、不明な部分もあるので読めません。
個人的には、この件で文春や新潮が動くのを見てみたい。

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コメント
この記事へのコメント
ま、オール沖縄とやらの内実…
特に自民県連を裏切った層の正体が拝金主義者の中でも特にゲレツな連中で、政府が沖縄へ心付けするお金が減っても自分達の取り分さえ増えれば他人のことなんざ知ったこっちゃないという輩であると知ってはいたけど知れば知るほど益々あきれ返る話ですな。

こんなのが黄金の花はいつか散る、国からのお金を減らされても兎に角反米こそが沖縄のアイデンティティだと喚いていたっつーんだからもうね。

早く全員脱清人と同じ末路を辿って、墓石すら果樹園の地下に埋まってしまえばいいのに。
2016/04/09(土) 12:59 | URL | ハインフェッツ #-[ 編集]
タイムスは国場組がしてますよね?
2016/04/09(土) 23:36 | URL | ゆっけ #-[ 編集]
かつてはタイムスの映画広告がなくなっていのに、逆転してしまいました…
2016/04/10(日) 16:07 | URL | からや #/eHZo/AY[ 編集]
金秀建設(株)の前身は金秀鉄工(株)(現在の金秀鉄工(株)は10年位前に設立しています。)から商号を変更しています。(平成元年に商号変更)
金秀鉄工(株)は当時、國場グループ・國和会の一員(グループ)でした。昭和63年(1988年)に國場組社長で創立者だった國場幸太郎氏が膵臓癌で死去した為、金秀鉄工(株)の創立者で社長だった呉屋秀信氏が國場グループ・國和会からの離脱・独立を決断し、動き易くなった経緯があり、現在は沖縄県内最大の企業グループとして成長しています。
呉屋秀信氏はその後、金秀グループ各社の会長職や(一社)沖縄県経営者協会々長・那覇商工会議所第1号議員・(公社)那覇法人会々長・(一社)沖縄県法人会連合会々長等の要職を歴任し、現在は取締役創業者に就いています。
現在、金秀グループの会長は創立者の長男・呉屋守将氏(元沖縄県職員(土木建築部に勤務))が継承しています。
2016/04/14(木) 03:21 | URL | ガチャピン #-[ 編集]
>あきれ返る
この話をTwitterで流した時、「沖縄には政商がいるのか?」なリアクションもありましたね。國場組のことか、オール沖縄の政治サイドか、どっちなんだろ。

>タイムスは
調べたら國場組、金秀建設、大城組、屋部土建のJVだったようです。

>逆転
昔タイムスで何かあったんですか?

>國場グループからの離脱
金秀もかつては系列だったとな。
2016/04/15(金) 00:42 | URL | 管理人昌哉 #-[ 編集]
ザ・テラスホテルズ株式会社は前身の名護国際観光株式会社として昭和60年半ばに設立されました。ホテル運営だけではなく映画館運営・飲食店運営・酒類販売・石油販売・保険代理業・火薬(花火)事業の6分野を株式会社國場組から平成20年4月に譲渡(承継)を受けています。上記の6事業は社内カンパニーとして運営されています。
現在、株式会社國場組・オリオンビール株式会社・株式会社琉球銀行・株式会社沖縄銀行・金秀商事株式会社・合資会社南風原インベストメントが株主として名を連ねています。
2016/05/11(水) 23:21 | URL | ガチャピン #-[ 編集]
株式会社國場組(國場グループ・國和会)が琉球新報・新報スポニチの購読及び同社への広告(スターシアターズ(ザ・テラスホテルズ株式会社))出稿の中止を実行していた事が判明しました。また、グループ関連会社に対しても、琉球新報・新報スポニチの購読を中止するよう指示して事も判明しました。
年間広告料が4000万円(消費税込み)に上るスターシアターズ関連紙面広告の出稿が中止を決めた事で、琉球新報社の経営面にも大打撃となります。
2017/08/11(金) 05:44 | URL | ガチャピン #-[ 編集]
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