あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
防衛装備庁のサイトに、2017年2月15日付で公開された

その2日後の2月17日、ロイターで

これが巷で「DEX」「30DEX」「30DX」とも言われる新型護衛艦なのでしょう。
現行の防衛大綱・中期防衛力整備計画(中期防)での護衛艦の新造は
あさひ型×1(平成26年度計画)
27DDH(イージス艦)×2(平成27・28年度計画)
新型×2
となっています。ロイターの報道通り「4年で8隻」なら、今の中期防で建造する計画の2隻よりも先に踏み込むことになりますが、複数年度の一括発注・契約も可能なので、融通は効かせるかと思われます。

また、公募の結果が決まっても、1社で独占建造とはならず複数社でやるようです。競争は必要ですが、建造できる場が潰れるのはね。
国内で近年護衛艦の建造実績がある造船所は長崎の三菱、横浜のJMU、玉野の三井(あきづき型で久しぶりの建造)だけですから。このうち1つでも撤退して、これはまずいと慌てて常石や新来島、サノヤス、名村あたりに1から護衛艦建造のノウハウを覚えてもらうのも大変です(先を見据えて得てもらうのはあり)。


さて、新型護衛艦そのものについて。
雑誌や各種報道、海外の見本市での“それらしき模型”など、様々な外見や性能の話が出てますが、それらをまとめると
○基準排水量3,000トン台。
○最大速力は40ノットという話や、そこまでは求めないという話も。
○対機雷戦・機雷掃討能力あり。
○各種センサーやアンテナを統合したマストの採用。
○127mm(5インチ)砲は載せる。
○イニシャルコストは1隻400億円台?
○コスト低減のため主機にも工夫(シフト配置をやめるとか、ディーゼル使用とか)
○ミサイルに関しては諸説あり(初期は最小限、後期型はVLS仕込み?)

昨今の日本の防衛で主要なテーマのひとつ、離島防衛・奪還の観点からも注目されるフネであり、小さい割に求められる要素があります。そして外国で似た例があるのかな?と見てみると、意外と見当たらないんですよね。

LCS(アメリカ):ミッションパッケージは真似するな。
バーデン・ヴュルテンベルク(ドイツ):考えてることは近いが、大きさが倍以上。
ブラウンシュヴァイク(ドイツ):どう見ても小さい。
20380/20385型・ステレグシュチィ(ロシア):小さい。
仁川(韓国):朝鮮半島沿岸で使うならいいが、日本周辺や海外派遣には厳しいかも。
054A型(中国):大きさは近いが、コンセプトが違う。
ホラント(オランダ):大きさは近いが、コンセプトが違う。
アブサロン(デンマーク):考えてることは近いが、大きい。

それぞれの国防戦略や考え方の違いかあるので、一概には比較できないものですが、
こうも参考事例に乏しいとはなぁ。
それ故に、新型護衛艦がどのようなフネとなるかは注目です。


関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://nandemoari2nd.blog95.fc2.com/tb.php/7160-2f41efde
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック