あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
沖縄関連の軍事情報をウォッチしてる人なら、平安名純代という方を知ってる人もいるはず。
アメリカ在住のライターで、沖縄タイムスの通信員として基地案件に関連するアメリカサイドの情報の記事も書いてます。

一方で、問題のある記事も書いてくる、要注意人物です。
アメリカ本国で住民の声を受けて夜間飛行訓練を一時中止したのを「住民の声でオスプレイの訓練を止めた!」と書いたのもこの方。

さて、平安名さんの最近の記事から。
沖縄にも訓練に来るようになった、岩国のF-35B。そのF-35Bが沖縄で空中給油訓練をやったという記事が7月10日に出たんですが、これ、誤報の可能性が高いですね。

記事で根拠として出ている、アメリカ太平洋軍の公式サイトのニュース。
6月26日と27日に嘉手納で「FARPの訓練を実施した」というリリースがあります。タイムスの記事中にある訓練の実施日と一致してます。
太平洋軍のサイトにある「FARP」は、Forward Area Refueling Pointの略。直訳すると「前方地点での給油」でしょうか。
前線に近い場所などで、地上に降りて給油機から給油を受ける作業のことです。給油トラックなど設備が用意できてない遠征先や前線近くでも給油できるメリットがあります。
今回のFARP訓練は、嘉手納基地で海兵隊のF-35Bが嘉手納所属の空軍のMC-130から給油を受けるというもの。

あれ、空中給油ではないですね。
「Air Refueling」「Air-to-Air Refueling」といった、空中給油を示す単語はニュースリリースのどこにもありません。

これはやっちゃいましたね。
空中給油訓練をやってる可能性は否定しません。
しかし、今回の記事の根拠となったリリースでは、どこにも空中給油とは書かれていません。
しかも平安名さんは空中給油という言葉から、2016年12月に発生した空中給油中のオスプレイの事故(一部識者や基地反対派は墜落と言う)にまで言及、それを連想させています。しかし、今回のF-35Bの訓練は空中給油でないので、このオスプレイの事故のくだりは不安を煽ってるともとれます。
ニュースリリースを誤読してしまったとしても、何やってるのかな、これだけ米軍に関する取材活動をしていてこの程度もわからないのか?な感じです。

タイムスの記事の中でも、特に平安名純代さんの記事は要注意。


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