あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
首都圏展開の準備中に入った情報。
「ニュース女子の沖縄回問題を受けたMXの特番、9月30日放送」
これ東京にいる日の放送じゃないか。旅先であれこれ楽しみたいところだけど、これは必見だな(沖縄在住のTwitterフォロワーにも気になる方はいるはずだし)ということで、TOKYO MXを見る。

…見るのだが、番組タイトルは
「報道特別番組 沖縄からのメッセージ ~ウチナンチュの想い~」
ニュース女子での内容をひとつひとつ潰して検証とか、それらしきものが見えないタイトル。あと「ウチナンチュ」に違和感。それならウチナーンチュだろ。
実際、ニュース女子を意識させた箇所は、北部訓練場のヘリパッド工事で抗議の現場となった東村高江への道を、ニュース女子取材班が「この先は危険」と断念した、高江から遠く離れた二見杉田トンネルを持ち出した位か。

ですがね、序盤からツッコミどころが点在しました。
まずは、沖縄が基地経済から脱却してる話で出た、沖縄観光コンベンションビューローの平良朝敬会長のインタビューから。「基地と観光は共存できない」「交流が抑止になる」
えーと、基地と観光が共存できないとしたら、ハワイはどう説明したらいいのでしょうか。
交流が抑止になる可能性はありますが、一般庶民レベルで交流が進んでも、為政者が戦争への決断を踏みとどまるかはわからない。

続いて、琉球王国時代の話から引き出した「非武の邦」。
今ではほぼ聞かなくなった「琉球は武器を持たない平和な国」の幻想を大々的に取り上げるとはね。第一尚氏の頃から武器を持たないとしたら、薩摩侵攻に対する防衛戦やオヤケアカハチの戦いなど、説明がつかなくなる歴史上の出来事があります(特に八重山の人は怒っていい)。
さらに、ペリー率いるアメリカの“黒船”が琉球に来た時に発生した「ウィリアム・ボード事件」で、暴行事件を起こしたアメリカの水兵を差し置いて、水兵を追った地元住民を逮捕するように求めたアメリカに対し、別の人で処罰をしたことにしたことを「知恵」と評価してるんですが。外交のために関係ない人に罪を着せるとか、今では考えられないですよ。

あと、些細なようで基本的なところを間違い。普天間飛行場を紹介するくだりで、映像がキャンプ・フォスター。いくら何でも…。


タイトルや内容に“アンチニュース女子視点”が少ないせいか、基地反対論一色ではない面もありました。その中で、一般の人のインタビューで基地容認の人の映像にぼかしをかけてました。顔バレしたら何されるかわからない面もありますからね。この番組は東京ローカルの放送ですが、MXのアプリ「エムキャス」配信対応番組なので、アプリとか用意があれば一応沖縄でも見られますから。

また、基地に反対する側の高圧的な発言、罵倒も紹介されました。辺野古で警備する役人に「沖縄に住む資格はない」「子供連れて出ていけ」と言ったり、防衛局の証言も。これは意外。

感想としては、ニュース女子沖縄回に対する検証ではなく「知るきっかけ」だとしても、物足りなさがあるなぁ。
ニュース女子のあの内容を支持する人はもちろん、この件でMXを非難した人も不満かもなぁ、と思う。

今後も沖縄の基地絡みの件に関して、いろんな報道がされ、意見が飛び交うでしょう。
伝える側によって、内容に違いがあるこの話題、改めて冷静に考えるきっかけに。


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コメント
この記事へのコメント
ニュース女子のHP内にある高江報道の検証動画は、見事にタイムスにブーメラン。
そのおかげか知らんけど、今回はタイムスの記事は、かなり地味。
2017/10/02(月) 21:50 | URL | #-[ 編集]
淡々なタイムス、許さないぞ調の新報。
2017/10/07(土) 17:01 | URL | 管理人まさや #-[ 編集]
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