あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
民主党を割って出たものの、選挙の度に弱体化した、小沢一郎の「生活の党」。
ただし、正式名称「生活の党と山本太郎となかまたち」。

その近年のラノベのタイトルも霞むセンスなしな長い名前を変えたとのこと。

新名称:自由党

昔の名前出してきたか。
でも中身は別物ですな。
昔の自由党は自民党と連立内閣。
今の自由党は共産党や社民党と選挙協力。

「お、急だな」
ガースー渋光り官房長官…もとい菅官房長官が沖縄に来て、あちこちで視察や会談。
この日程の中で、翁長知事とも会談しましたが、その会談後の知事の発言が注目を集めました。

東村高江地区の訓練場内へのヘリパッド設置に伴い返還される手筈となっている、北部訓練場の大半に関して、菅官房長官は「年内の返還を目指す」との方針を説明。
これについて、翁長知事が会談後の取材に「歓迎」と言ったのです。

これには各方面が大層驚いたようで、県議会の与党が「あれはどういう意味だ」と問い質す事態に。知事や周辺の県幹部は「容認とは言ってない」「早く返ってくるのは了解という意味」と釈明してます。

さて、ここでおさらい。
北部訓練場の約半分の返還とヘリパッド設置に関して、翁長知事は、工事の進め方(反対派曰く「強行」)やヘリパッドをオスプレイが使うことに関して批判はしてますが、明確な反対表明はしていません。

翁長知事は明確な反対はしていません。重要なので2回言いますよ。

一方、知事を支持する勢力は、ヘリパッドの設置そのものにも反対してる個人・団体が相当数います。これまでにも「姿勢を明確にせよ」と翁長知事側に要求する動きがありました。

要するに、「オール沖縄」の中に温度差が。
「辺野古新基地反対」で一致していても、それ以外では相違があちこちにあります。わかる人は御存知かと思いますが、復習や、この状態がわからない人もいると思うので、おさらいですよ。

高江のヘリパッド
那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設
自衛隊へのスタンス
日米安全保障条約の考え方
「オール沖縄」の中でも、考え方がばらばら。「辺野古新基地は反対だが日米安保は容認、自衛隊必要」から「米軍出ていけ、自衛隊いらない、日米安保破棄」まで混在してます。だから、一致してる「辺野古」以外をきっかけに綻びが出てもおかしくない“爆弾”を抱えているのがオール沖縄です。

また、オール沖縄では「保守や革新の違いを乗り越えて」「イデオロギーよりもアイデンティティー」も標榜してますが、それも破綻が生じてきてます。
6月の県議選では知事サイドの「保守系オール沖縄」が壊滅する一方で革新系が議席を増やしてます。宜野湾市長選の進め方や参院選の候補選定で「オール沖縄・経済界部門」から不満の声が出たものの、結局革新系が押し切った格好です(その過程で、琉球新報の新本社ビルをめぐる黒い噂も出た)。

[「オール沖縄」がオール沖縄でなくなる過程?]の続きを読む
福岡高裁那覇支部で、沖縄県敗訴の判決が出た「辺野古違法確認訴訟」。
この判決を弾劾せよとばかりに、オール沖縄会議が21日に那覇市内で開催した抗議集会。
kenchomae20160921.jpg 
これを聞きつけて街宣右翼も登場。
帰宅する人々やアフターファイブを楽しむ人々で賑う一帯で、イデオロギーの正面衝突。まあ見るに堪えない。

那覇の県庁前で“イデオロギーの正面衝突”はこれが初めてではないので、この抗議集会に参加した国会議員の発言から提起。

発言の主は、衆院議員の仲里利信。
「中国は沖縄を攻めに来ない、私が保証する。那覇と福州は姉妹都市だから

平和ボケですね。
姉妹都市だから戦争にならないって、戦争開始の決断は都市じゃなくて国の政府(中国だと共産党?)がやることですよ。
それに、何らかのポジティブな関係性があるからといっても、戦争が回避されるとは限らないのが現実。

そして、中国は今どのような行動をしているか、

仲里議員の論理では、沖縄に災厄…というか戦火を招きかねない。



さて、9月16日の「辺野古違法確認訴訟」の判決を受けた当日の連続ツイートをまとめ&再構築。

“辺野古新基地”に反対してる側がこの国の民主主義はどうなのかと言うけど、今の政権は選挙を経てできたものという点を忘れてないかな。沖縄だけ全国的傾向とは真逆の結果になった中で、基地反対を国レベルのものとするのは、無謀に等しい
民意の尊重というが、「沖縄の民意」も「全国の民意」もある。そして沖縄の民意は全国の中の一部で、多数派にはならない。
どうしてもと言うなら、独立するか?
そこまでやる度胸ないだろ。自分は独立お断り。
近年は独立を視野に入れて活動するグループや独立運動団体もいるが、沖縄周辺の情勢を見れば、沖縄(琉球)独立は沖縄の自殺行為。それに日本が沖縄を失うことは、日本の国防コストや安全保障上の不安定要因が大きく増すことになる。

ちなみに、16日の那覇での判決、アルジャジーラも取材してたが、記者は「落としどころをどう探るのか」を見てると言ってた(RBC琉球放送が逆取材)。
でも、翁長知事やその支持者は、落としどころを探ろうとしない。「新基地反対」ありき。
もっとも、知事と支持者ではスタンスの細部に違いがあるけどね。

知事は上告すると言ってるが、判決が覆るかは正直厳しい。
政治サイドでの逆転の可能性も皆無に等しい。仮に1年内に総選挙で民進党が与党となっても、昨日就任した新代表は「普天間基地の辺野古への移設」を容認してるから。

[一気に打開は難しい、だからこそ]の続きを読む
この結果になる可能性が高いな、とは思ってたけど、想像以上に踏み込んでるなぁ。

9月16日に福岡高裁那覇支部で判決が出た「辺野古違法確認訴訟」。国と沖縄県が争った裁判は、県敗訴の判決。

普天間基地を辺野古の代替施設(新基地とも)に移し統合する件に絡んで発生した、今回の裁判。
ここまでの流れを整理しましょう。

仲井真知事が普天間代替施設工事での海域埋め立てを承認
後任の翁長知事が「辺野古新基地反対」
翁長知事が辺野古の埋め立て承認を取り消し
国が是正を要求
翁長知事が是正に応じず、国と県が訴訟合戦
裁判所が勧告し和解、協議に入る
和解条項には協議がまとまらない際の裁判も
協議でもまとまらず、国が「承認取り消しが違法かを確認」する裁判を提訴
判決は県敗訴(いまここ!)

では、判決が「どう」踏み込んでるのか。

[想像以上に踏み込んだ判決]の続きを読む

民進党の代表選は、連舫で決着しました。


旧民主党の代表経験してて新鮮さがない人と「誰それ?」な人が相手では、こうなるのも無理はない感じですね。ただ、一般党員とサポーターの投票が終わる頃合いに出てきた「二重国籍」問題。

国籍がどうなのか以上に、発言や説明の二転三転と歯切れの悪さで「追及される立場になったらこれか」と印象を悪くされた方も相当数いるかと思います。それに問題発覚前に投票を済ませていた方にしてみれば


「聞いてないよ!」((C)ダチョウ倶楽部)


なわけで、選挙の正統性にも影響するわけでね。

こりゃあ、蓮の道は茨の道とでもなるのでしょうか。


さて、沖縄の基地反対派な方々におかれましては、失望な結果となったようですね。選挙期間中に、普天間基地の移設問題について聞かれた3人の回答が

蓮舫「日米合意通り辺野古で」

前原「見直しも」

玉木「見直しも」

鳩山某がごちゃごちゃにしたあと、辺野古に回帰してた旧民主党ですが、時折見直し話がちらついたり、沖縄県連は県外移設と言ってたりしましたが、この結果。

与党も、野党第1党も「辺野古で」。

沖縄の基地反対派に、民進党は早速茨の道を敷いたようです。


蓮舫以外の出馬もなく無投票になるかと思われた、民進党の代表選。
ここに来て「前ナントカさん」こと前原誠司が出馬表明です。

感想。「蓮舫よりはマシ」。
民進党は反省・再考しなければならないことが多数あるんだけど、そのあたりをどう考えてるのか。

平和ボケしてない、まともなリベラル政党がない不幸を解消できるのか。



取り上げるつもりが、長らく放置してたので、そろそろ。

さて、このツイート。


「ネトウヨを市長にしてる有権者」って、酷い物言いだな。
それに、ポケモンGO位話題になれば、公式アカウントの類も何かしら乗っかるでしょうに。完全に仕事ほったらかす訳でもなければ、そこまで目くじら立てなさんな。

内閣改造ということで、いつもなら

O~K!さらに前進させたい気持ちはよくわかった!
その前に何でもあり恒~例~の、閣僚~ぅチェック!((C)ねるとん紅鯨団)

…と、平成初期のバラエティ番組なノリでいくところですが、今回は劇的なこともなかったですね。

新閣僚でひっかかるとしたら約1人。
[防衛]稲田朋子
かつては評価してたんだけど、最近はどこか不安感があるんですよね。主張するにしても、波風立てやすいといいますか。
大臣の仕事を通じていろいろ勉強して、いくらか丸くなってくれればそれに越したことはないんですが。

あと、沖縄絡みの仕事も多いポストですが、沖縄の反基地派にとっては、今までの防衛大臣(旧防衛庁長官時代含む)の中でも特に憎き敵に見えるかも。


「あと出しじゃんけん有利」といわれてましたが、それはいつ頃からなのか。今回は違ったね。
競馬で言う「先行逃げ切り」
競艇(ボートレース)で言う「1周1マークで逃げ」

東京都知事選挙(7月31日投開票)
小池百合子 2,912,628
増田寛也 1,793,453
鳥越俊太郎 1,346,103
上杉隆 179,631
桜井誠 114,171
(※得票10万以上抜粋。立候補21人)

圧勝じゃないですか。
NHKの開票特番が「いよいよ締め切りです」とカウントダウンして

5…4…3…2…1…「小池百合子当確」

しかも投票率が前回からかなり上昇してこれですからね。小池知事の責任は重いですよ。
とりあえずリオデジャネイロ五輪閉会式での「オリンピック旗引き継ぎ」では絵になるのは確実。

さて、これでダメージを被ったのは政党。
自民党の東京都連は「やっちまった」な。事前の調整云々は別としても、「家族親族であっても他候補を応援したら除名もある」と脅迫まがいの通達を出して、参院当選から間もない歌手や元バレーボール選手を応援に呼んでもこれだからな。小池サイドへの処分どころか、都連幹部の責任問題。特に都連の幹事長な。

鳥越サイドについた野党は…もうね、いろいろ駄目。ダブルスコア以上の差ついちゃいましたね。
○都知事の選挙なのに、語る内容は国政レベルの話が中心。
○街頭演説が少ない。
○あと出しにしても遅すぎて政策が不透明。
さらに「文春砲(女性問題)」に対する本人や周辺、支持者の対応の稚拙さ。てか、文春砲なくても出馬に値しない出馬だったな。

となると、鳥越担ぎの野党は「素直に宇都宮さんに乗っておけば」と思うところだけど、宇都宮さんだと民進党は乗れなかったのでは、という指摘もあります。
今回に関しては準備もしたのに「鳥越+民進+共産+社民+生活」に半ばはじき出される形で告示前日に辞退、後日鳥越陣営からの応援要請に「女性問題の件」で説明を求めたら鳥越支持者にぼろくそ言われて、宇都宮陣営がかわいそうに思えたね。

[“1周1マーク”で決着が見えてた?都知事選]の続きを読む
もうラストサンデー?

21人も立候補した東京都知事選挙。とはいえ、実質3人に絞られた格好ですが。
小池百合子
増田寛也
鳥越俊太郎
実績ありの2人とジャーナリストですが、どなたも毀誉褒貶いろいろありまして。ただ、前回の都知事選よりは罰ゲーム感は薄れてる印象です。

3人のうちの1人に“文春砲”が発射されました。
情勢調査も動いてきました。
告示直後は
「小池と鳥越が競り、増田が追う」
だったのが、24日前後は軒並み
「小池と増田が競り、鳥越が追う」
「小池リード、増田が追う、鳥越はその次」
となってきました。

さあどうなる。

投開票から5日が過ぎてますが、参院選のおさらいを。
沖縄分は触れたので、全国政党動向。

◆自民党
改選対象50→結果55(非改選65・計120)
増やしてますが、東北の選挙区では苦戦のようで。
比例で出た沖縄出身の今井絵理子(SPEED)は当選。20時すぐ当確とか早いな。個人票5位。

◆公明党
改選対象9→結果14(非改選11・計25)
地味~に増えてる。F票か?

◆民進党
改選対象43→結果32(非改選17、計49)
前回は旧民主党や一部が旧維新だったので単純比較は困難だが、それでも改選対象分から減ってるあたり、「野党共闘とは何だったのか」だな。
三重県で勝って代表の座は守ったなんて場合ではないぞ。

◆共産党
改選対象3→結果6(非改選8・合計14)
失敗した野党共闘にあって、甘い汁を何とか吸えた模様。でも、共闘自体は失敗だし、その反省はまともになされないんだろうな。
比例で出た沖縄出身の真栄里保は落選。

◆おおさか維新の会
改選対象2→結果7(非改選5・合計12)
分裂で小世帯になってたが、積み増しはできた。これからの勢力拡大も重要な課題。
比例で出た沖縄出身の儀武剛(元金武町長)は落選。

◆社民党
改選対象2→結果1(非改選1・合計2)
吉田忠智党首落選、残ったのは福島瑞穂。これで衆参合わせて国会議員4人に。比例の得票率で何とか政党要件をクリアしたが、存亡の危機は続く。

◆生活の党(以下略
改選対象2→結果1(非改選1・合計2)
こちらも衆参合計4人で存亡の危機?…ってとこだが、こちらは新潟選挙区で小沢シンパな無所属の森ゆうこが当選してるから、合流すれば議員数で政党要件をクリアか。

◆日本のこころ
改選対象0→結果0(非改選3)
知名度がないよなぁ。あと個人的に政策が復古的な印象のものもあり微妙。
ということは、比例で出た沖縄出身の手登根安則(別名ボギーてどこん)も落選。

◆新党改革
改選対象1→結果0(改選対象0)
荒井広幸代表落選、選挙区候補も落選、これで国会議席0。比例得票率も政党要件を下回り、ついに解散。
ただ、比例で山田太郎が個人名票野党トップというびっくり記録を残す。この件については別ネタで。

このほか比例で出た団体で当選者なし。
選挙区で無所属の当選が5人。

今日7月14日告示の東京都知事選挙に絡んだ話。
自民党の東京都連が所属の都議・市町村議、都内の党員に出した文書が

「推薦以外の候補を応援したら除名を含む処分」
「議員、党員本人だけでなく家族親族身内が応援しても処分対象」

組織である以上、決めた候補者以外の敵方の応援がご法度ってーのはわかる。
ただ、党員ではない家族や親族であっても処分って何これ?
TVでは北朝鮮かよと批判されてるが、むしろこっちだな。

野球部員ではない生徒の不祥事なのに連帯責任で大会出場を辞退させられた、昔の高校野球みたい。

さて、参院選に関して沖縄の比例の票や全国動向の分析といきたいところですが、急ぎ取り上げないといけない案件が発生したので、これを先にやりましょう。

参院選沖縄選挙区で当選した、伊波洋一の一夜明けマスコミインタビュー。
このうち八重山毎日新聞に載った内容に、かなり酷いものがありました。
問題のところは離島での自衛隊配備に言及したくだり。

(引用ここから)
自衛隊配備は、先島を守るためではない。米軍の対中国戦略に自衛隊を巻き込む仕組みなので反対だ。それぞれの島での戦闘を前提に有事部隊が配備される。いざというときには、島内全体に部隊が散り、隠れながらのゲリラ戦をやる想定だ。戦争ではなく平和的な外交で対中国との平和を実現することが沖縄にとって大事だ。自衛隊配備には強く反対していく。
(引用ここまで)


島内全体に部隊が散りゲリラ戦を「想定」って、何を根拠に言ってるのでしょうか。
既に与那国島に配備されてる部隊は沿岸監視が任務ですし、宮古島や石垣島に配備する部隊も対艦ミサイルや対空ミサイルを含むとはいえ小規模な部隊。これでどうゲリラ戦をやるというのでしょうか。
島内に部隊が散るといいますが、仮に相手が侵攻したとして、相手の戦力規模が大きいと、分散しての戦闘は困難、各個撃破されるリスクが高いです。ましてや与那国島だと100人程度。侵攻を通報したのち降伏か潜伏、本島や沖縄県外の部隊が奪還というシナリオを考える方がまともでしょう。
このへんは漫画ではあるけど、「空母いぶき」が参考になるかもしれませんね。作中で与那国島と多良間島が中国軍に侵攻されてます。
そして、部隊がいることで「見てるぞ」「手を出すと痛い目に遭うぞ」というメッセージを出す効果もありますから。

こんな議員が少なくとも6年は沖縄選出として国政の場であれこれやるんです。懸念しかない。
沖縄のためにもよくない。

(これは2016年7月11日・朝の連続ツイートをまとめて加筆したものです)

参院選を受けた沖縄2紙の社説を読んでみましょう。
まずは沖縄タイムスから http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=177698

島尻さんの大臣起用を分断策って言うけど、沖縄振興は政府も翁長知事もそんなに相違はないはずなんだが。
それで。選挙結果をもって政府に対して

「見たくない現実に向き合う柔軟さと度量、まっとうさが大切だ」

と言うけど、それは沖縄側にも当てはまるね。沖縄周辺の安全保障・軍事情勢がどうなってるか、わかってるのかな?(これはタイムスだけでなく沖縄県民に向けてでもある)
政府と「オール沖縄」がお互いに見たくないものに向き合い協議し落としどころを見つけてまとめるならともかく、「オール沖縄」は特定の回答(辺野古新基地中止、普天間基地即時無条件閉鎖、オスプレイ出ていけ)しか求めてない。これでは協議になるのやら。

次は、琉球新報の方を読んでみましょう。 http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-314466.html

はい「自己決定権」って言葉がありますよ。(「ここ試験に出ますよー」のテイストで言いたくなる)
新報が事あるごとに使うこの言葉、独立派も多用しており、そこにつながり得るだけに要注意。
「沖縄のことは沖縄が決める」というが、具体的にどう実現するのか不明。突き詰めていくと独立論にも行きかねないが、自己決定権の文脈でこのフレーズを多用する新報はどう考えてるのか。

沖縄2紙への批判で「独立を煽ってる」というものも見るが、いち地元民目線としては、独立に関しては琉球新報の方が傾倒してる印象。独立学会ができるという一報は沖縄タイムスが初出だが、その後ののめり込み具合を見ると明らかに新報が踏み込んでる。
だって琉球新報は独立学会が正式発足した時にこんな社説書いてますし。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/prentry-206664.html

沖縄タイムスでも自己決定権という言葉や独立論な投書・文化人の論説が載ることはあるけど、
(直近の例:5月に桜坂劇場であった「ゲンロンカフェ」)
のめり込み具合はやはり琉球新報。投開票日の社説でも自己 決定権を持ち出してましたね。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-313841.html

琉球新報がお決まりの言葉を持ち出したせいか横道にそれた感じだな、話を戻しましょう。
今回の参院選の結果、沖縄に関しては混迷が当面続くでしょうね。鳩山に裏切られても目覚めず、オスプレイのデマを未だに信じ込んだ勢力が闊歩するわけだから。
とはいえ、沖縄絡みだとSPEEDの今井絵理子さんが比例で当選という材料もある。自民党本部の目論見とかも否定はしないが、ご子息がきっかけで福祉に興味をもってるし、期待してもいい。基地問題にはいずれ直面するだろうけど、今の段階で基地をダシに叩くのは野暮かも。

あと、沖縄での比例得票数も気になるところ。あれこれ言われる沖縄だけど、選挙運動期間中の各種情勢調査での政党支持率、支持政党がない人を除いて最多は自民党だったかな。

参院選の結果、出ました。全国では引き続き与党の勝ち。

では沖縄は…20:00で当確が出る程の大差。
(選管最終)
伊波洋一 356,355
島尻安伊子 249,955
金城竜郎 9,937

ぶっちゃけ言うと「5月で結果が見えてた」かも。あの事件で反基地勢力(オール沖縄)に煽られ感情的になり、与党が何を言っても聞かない感じがしましてね。ほとぼりが冷めるにも長い期間を要するはず。「米軍がいるのは容認だけど、地位協定は改定して」な層も吸収してるのかな。

ただ、この結果、沖縄の選挙区選出の議員から自民党・公明党の与党がいなくなり、オール沖縄勢力が独占しました。
衆院1区:赤嶺政賢(共産)
衆院2区:照屋寛徳(社民)
衆院3区:玉城デニー(生活)
衆院4区:仲里利信(無所属)
参院1枠:糸数慶子(無所属・沖縄では社大党)
参院2枠:伊波洋一
比例には自民党の議員もいますが、2014年の衆院選以降、地元の報道などで選挙区選出が民意で比例を下に見るような傾向があり、これで“オール沖縄勢力”が鬼の首を取ったかのような態度に出てもおかしくありません。

そして、この面々を見ると、「オール沖縄」と言っても実質従来の革新・反基地勢力が大半を占めた状態。県議選でもオール沖縄内の保守側は全滅する一方で革新政党は議席を増やしてます。オール沖縄内での地殻変動がこの先起きる可能性…否定できないですね。

この選択がいばらの道になる可能性は大いにあります。
伊波さんに票を投じた有権者は、今後困難に直面した時、何を思うのか。
2009年の衆院選とその後の顛末から、沖縄は何を学習したのでしょうか。
異論を許さない空気が、この島には未だに存在するのか。

公示から日が過ぎてますが、6月のうちに参院選の話でも。
沖縄の様子を、さらっと見た感じの印象です。

選挙区の立候補者(届け出順)
金城竜郎(新:幸福公認)
島尻安伊子(現:自民公認、公明、維新支部推薦)
伊波洋一(新:無所属、「オール沖縄」勢力が支援)

ぶっちゃけ言いますと、5月の殺人事件(基地の軍属が女性を殺害)で流れが変わりました。伊波さん優勢。
事件の容疑者逮捕までは、島尻さんと伊波さんで五分五分(金城さんは無理だろ)な印象でしたが、逮捕以降はこれでもかと「米軍憎し」「海兵隊出ていけ」「全基地撤去」の煽りが繰り返され、感情的になって理論的な話が通じない、何を言っても聞かない層が発生してるように身受けられます。

ですが、あくまで序盤戦の印象。
今後どうなるかは、わからん部分もあります。この参院選からは選挙権が18歳まで拡大されてて、いわゆる未成年の有権者がどう見てるかは推測手段もないのでね。

いっときの感情で投票して後悔という事例、今月ヨーロッパの島国で発生してます。てか、日本でも7年前にありました。
政策や考え方とか、よく見極めて投票を、ですね。

自衛隊の西方シフトの一環として進む、沖縄・奄美の部隊増強。
沖縄では、与那国島の沿岸監視隊が既に始動。宮古島と石垣島への配備に向けた検討や、防衛省による説明会が開催されてます。

このうち、宮古島で市長が正式に受け入れ表明をしました。

これで一歩前進のように見えますが、配備に向けたピッチを上げるとはいかない面があります。
駐屯地の場所として現在予定されてるのは、北東部の「大福牧場付近」と、中央部の「千代田カントリークラブ」。このうち大福牧場の方は施設配置計画もできてましたが、水源地に近いとして不安の声が上がり、紆余曲折の末、市長も「ここは反対」と表明してます。


【豆知識】
そこそこ面積があるけど高い山がない宮古島において、水源は地下水。地下ダムも作ってます。なので地下水の水質保全は特に重要。



大福で設置しようとした計画の仕切り直し、千代田CCの分、これから作業が待ってます。説明も重要。急いては事を仕損じるとも言います。
配備は賛成だけど、作業は丁寧にね。

【おまけ】
市長の受け入れ表明の少し前、市議会の公明党と維新が、大福牧場付近での配備計画の見直しを市長に要求しました。これで「配備反対が過半数になった」と早合点してる人、いるかな?

公明と維新は「配備容認だけど、大福牧場付近は考え直してもらえんか」のスタンス。「配備反対」とは違います。

発生から半日少々後に「歌舞伎俳優の妻が乳がん」、さらに「浮気騒動タレントが久々登場」「毒舌落語家(紫)の浮気発覚」とインパクト大きめの芸能ニュースが相次いだせいか隠れがちな

中国の軍艦が尖閣の接続水域に登場

「まさか」が起こるリスクが高まるだけに、地元も気になるところ。尖閣諸島が行政区域に含まれる石垣市の市長は早々と声明を出してます。
(2016.6.9:沖縄タイムス)
武力衝突の可能性がエスカレートしたら、漁業や物資輸送は言うに及ばず、生活諸々に影響しますからね。

しかし、この事態に対して何を考えてるかわからない、沖縄で要職の地位にある方が約1人。
沖縄県知事・翁長雄志

現時点までコメントの類は確認されず。
「県レベルではどうこうできない事態」という認識であっても、何かしらの意思表示はした方がよかったのでは?
あらぬ疑念を抱かれますよ(あ、もう疑念持ってる人いるね)。

それとも、何か言うと「オール沖縄」の中の勢力から叩かれかねないから言及できない?

「釣魚台は中国の領土だ」と、日本の領土であり沖縄県の一部でもある尖閣諸島に、中国が領海侵入などちょっかいを出すようになって、結構な年月が経ちました。
ただ、来るのは海上保安庁に相当する機関・海警局の巡視船(公船)。いきなり事を荒立てるリスクの回避、南シナ海での対応に追われた…いろんな要因が考えられます。
しかし、その中でも非武装の巡視船に加えて、海軍のフリゲートを転用した武装つきの巡視船を投入するという変化がありました。

その中国が、ついに軍艦を出してきました。
領海には入らなかったものの、フリゲートが接続水域をなめるように航行。

尖閣をめぐる火種が、“次の段階(Next Stage)”に入ったのかとも取れる展開。
G7伊勢志摩サミットやアジア安全保障会議(@シンガポール)で批判の矢面に立たされた中国が、不測の事態の回避ではなく、このような行動に出たのでしょうか。

ですが、今回の件、中国以外にロシアの軍艦もほぼ同時に尖閣の接続水域に入ったんですよね。遠方に出ていた太平洋艦隊の3隻が、ウラジオストクに戻る途中に南から北へ通り抜け(南西→北東コースだとか)。
政治的意図をもった行動なのか、違うのか。
意図があるとしたら何なのか(北方領土に絡んだメッセージ?中国との関係?)
ロシアに政治的意図がなくても、「ここは中国の管轄水域である」という言い分で監視のために軍艦を出した可能性も否定できません。

いずれにしろ、今回の件をきっかけに、中国が尖閣に軍艦を送り込むハードルが下がったといえるでしょう。
政府は素早く、かつ堅実に動いてますが、中国次第で危険な事態になるリスクが一層露見してます。
そして、その尖閣諸島が沖縄の一部であるということを、沖縄は認識できてるのでしょうか。

この現実を前に、「基地のない平和な島」は空虚な妄想であり、自殺行為にもなりうる、と。